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住民全員が認知症の村。日本がオランダから学べること

オランダ西部・ウィースプに位置する村「ホヘヴェイ(Hogewey)」。

別名「認知症の村」と呼ばれます。

この村では、その名の通り住民全員が認知症を患っています。耳を疑ってしまうような事実ですが、一体この村にはどんな秘密があるのでしょうか。

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認知症患者のための巨大施設。映画館も完備

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実はこのホヘヴェイ、認知症患者のために作られた巨大な施設なのです。

認知症患者用の施設と聞くと、閉鎖的なイメージを持つ方もいるかと思いますが、ホヘヴェイには、広場や庭園、さらには映画館や郵便局までもが完備されています。

また、住人の安全を守るために24時間の監視体制を整えており、村への出入り口は1つしかありません。ヘルパーは私服で村内を歩きます。

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安全面に気を使いながらも、認知症患者の自由を可能な限り保障しているというわけです。

開かれた状況で暮らすことで、ホヘヴェイの住人たちはよりアクティブに、そしてより少ない投薬によって生活することができるそう。

 



ホヘヴェイの内部

ホヘヴェイでは、152人の住人が23の家に住んでおり、住人は好みによって以下の7タイプから住む家を選ぶことが可能。

都会風、工房風、高貴風、インドネシア風、キリスト教風、ゆったり、文化的

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上記のスタイルは、家の設計や装飾品、日々のアクティビティーなどに反映されているそう。各家には6〜8人が共同で暮らしています。

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なんとこの村にはスーパーまで完備されており、日々の買い物は「ホヘヴェイ・スーパー」にて行われます。

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スーパーの店内はこのような感じ。普通のスーパーと何ら変わらない品揃えですね!

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さらにはバーやレストランまで!

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そして、これらの施設はホヘヴェイの住人だけでなく、近隣住民にも利用することが可能なんだとか。交流が活発になりますね。

このような生活環境を作ることで、ホヘヴェイの住人たちは各自のプライバシーを守りながらも、主体的に生活することができるのです。

 

望まれる日本での普及

「政府公報オンライン」によると、日本では高齢化の進展とともに、認知症患者の数も増加しているとのこと。また、65歳以上の高齢者では、およそ7人に1人が認知症患者であり、今後もその数は増え続けると予想されているそう。

このような状況にある日本において、ホヘヴェイのような施設は普及すれば、認知症患者はより幸せに生きることができるかもしれませんね。

ホヘヴェイのHP(英語):
hogeweyk.dementiavillage.com

 

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