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これは興味深いよ!奇怪すぎる挿絵にグッときちゃう江戸時代の古文書「視聴草」がオモロ

提供:Japaaan


かなり魅力的な古文書がありましたよ!すごく面白いんです。

紹介する「視聴草(みききぐさ)」は、江戸時代の幕臣・宮崎成身(みやざきせいしん)が、手元にある資料や記録から作成した雑録で、文政13年(1830)頃から30年以上にわたって、宮崎成身が見聞きしたことや災害の記録が収められているんです。その数なんと、全178冊!

国立公文書館には教部省旧蔵の全176冊が保管されています。

視聴草1
異船漂着二条。ロシア皇帝の親書を携えて来日した使節レザーノフとロシア船。

宮崎成身が記録したものの中には、今では手に入らない貴重な資料だけでなく怪談奇譚も多数含まれていて、中にはツッコミどころ満載の記事も。「視聴草」を所蔵する国立公文書館の公式Twitterから、草不可避のツイートをご紹介します。

人面瘡って江戸時代からあったんだ。絵のゆるい気持ち悪さと対比する美文字にも注目です。

これは、小学生が描いたウルトラ怪獣です。と言われても疑わないかも。

空からは魚をはじめ、降るはずのない不思議なものが降ってくることがありますが、これが降ってきたら本当に嫌だな。

オランウータンはマレーシア語で森の人、という意味。この「ヲーランウータン」は、頭に金色の輪っかをつけたら孫悟空みたいです。

江戸時代のメモ魔・宮崎成身が記録したものは珍獣だけではありません。浅間山大噴火は噴煙も生々しく、躍動感あふれる筆致。近隣の道はえらく事務的で、わかりやすく簡潔に表現されています。

いかがでしょうか。視聴草、もっと見たくなりますね。古文書というとどうしても「昔の字は読めないから難しい」というイメージがありますが、このように絵が添えられていると古文書がグッと近くに感じられてきますよね。

国立公文書館デジタルアーカイブでは膨大な記録の中から7点の画像が公開されています。事前申込みをすれば所蔵館での閲覧も可能なようです。

国立公文書館では、この夏おもしろそうな展示も開催中ですよ。

入場無料!そそるタイトル!古来 日本人の地獄の世界観を探る「ようこそ地獄、たのしい地獄」開催

国立公文書館
国立公文書館(@JPNatArchives)さん | Twitter

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