等々力渓谷とは?
渋谷から電車でわずか20分、世田谷区等々力にあるのが東京都内唯一の渓谷である「等々力渓谷」です。
東京23区内にもかかわらず、そうとは思えないほどの大自然が広がっているので、初めて来る人は「ここってほんとに世田谷区なの?」と驚いてしまう程です。よく新宿御苑が「都会のオアシス」と呼ばれていますが、等々力渓谷は「大都会の大自然」と言えるでしょう。
川のせせらぎ、木漏れ日、美しい植物、どれをとっても清々しく、自然を存分に満喫できるこの施設は東京都指定名勝となっています。季節に応じて春には桜が美しく咲き誇り、夏は避暑地としての利用もアリ。また、秋には紅葉が綺麗に色付くので、どの時期に行っても満足できるスポットなんです。
さらには、日本庭園・書院や古墳もあるので、自然ばかりではないところも魅力のひとつ。そんな大都会にいるのに大自然な等々力渓谷を、周辺のエリア含めて徹底解説します!
【住所】東京都世田谷区等々力1-22、2-37~38
【電話番号】03-3704-4972
【営業時間】24時間営業
【定休日】なし
等々力渓谷の魅力は自然だけじゃない
東京唯一の渓谷と言われると、どうしても自然や渓谷に視点がいってしまいますが、そればかりではありません。等々力渓谷には、その自然を活かした魅力的な施設が揃っているのです。ここでは自然とマッチしたそんな素敵な施設をご紹介いたします。
静かな時間が流れる日本庭園
大自然の中にひっそりと佇むのが、等々力渓谷の日本庭園。昭和36年に建築された書院建物と、昭和48年に作られた庭園は、今も昔も変わらぬ状態を保っています。趣のある建築物と情緒溢れるその場所は、静寂な時間を肌に感じることができる都内でも貴重な場所です。
また、歩き疲れた時の休憩スポットとしても利用が可能なので、ゆっくりのんびり過ごすことができるのもポイントと言えます。それ以外にも、園内には日当たり抜群の芝生公園があり、広々と自然を見渡せる空間の中で、空や木々を眺めるてゆるやかな時間の中に身を置くのも癒やされますね!
都会の喧騒を離れて、自然の音や匂い、静かな時間を等々力渓谷の日本庭園で感じてみて下さい。
【住所】東京都世田谷区野毛1-15
【電話番号】03-3704-4972
【営業時間】9:00~17:00(ただし、11月~2月のみ、16時30分営業)
【定休日】年末年始(12月29日~1月3日)
疲れたら大自然に溶け込むカフェでちょっと休憩
実はこんな秘境とも言える地にだって、ひっそりと甘味処があるのです。その店の名は「雪月花」。江戸時代の風情が残る美しい和の外観と内装は、上品かつ洗練されており、まさに"粋"という言葉がピッタリ。
メニューはくずもち、あんみつ、ところてんといった実に昔懐かしの和のものばかり!単に休憩の利用以外でも、カップルでのデート目的で訪れても素敵ですね。期待を裏切らない味は、自然という環境も相まってか非常に満足のいく美味しさ。
夏期にはかき氷やラムネ、冬期には甘酒やおしるこの販売も行っているので、その時期ならではの季節のメニューにも注目です。小川が流れ、うっそうとした渓谷の中を歩き、そろそろ疲れた頃合いで「雪月花」で少し休憩なんていいですね。
場所は等々力不動尊の境内の中から、渓谷に降りていく階段にあります。建物と雰囲気でふらっと立ち寄ってみたくなること請け合いです。
【住所】東京都世田谷区等々力1-22-47
【電話番号】03-3704-4972
【営業時間】11:00~16:00
【定休日】なし(ただし、冬期のみ平日休業)
等々力渓谷の周辺にも見どころがいっぱい!
実は等々力エリア周辺には、渓谷だけでなく各種飲食店や観光スポットがたくさんあります。そんな等々力の、渓谷以外の見どころをご紹介していきます。
前方後円墳がある玉川野毛町公園
玉川野毛町公園は、かつてゴルフコースであった場所を公園にしたものなのですが、普通の公園とは明らかに違うポイントがあるんです。それが古墳!
園内にある野毛大塚古墳は、墳丘の全長は約82メートル、高さ約11メートルの帆立貝式古墳(円丘に小さな方形の張り出しをつけて、全体の平面形が帆立貝形になる古墳)で、全国でも最大級の大きさの東京都指定史跡です。立ち入りは自由で無料な上に、古墳というもの自体がなかなかお目にかかる機会もないと思うので、ぜひとも行ってみる価値がある場所でしょう。
また、その他にもテニスコート、野球場、デイキャンプコーナー、夏季限定で屋外プールもあり、幅広いシーンで様々なアクティビティを楽しむことができます。
大井町線「等々力駅」から徒歩10分、遊ぶにもくつろぐも、はたまた歴史を知るのにも最適なスポットです。
【住所】東京都世田谷区野毛1-25-1
【電話番号】03-3704-4972
【営業時間】24時間営業
【入場料】なし
【定休日】なし
【利用時間】4月~10月 6:00~19:00、11月 6:00~17:00、12月~3月 9:00~17:00
【利用料金】2時間:2,400円(土日祝日は2,880円)
【申込方法】けやきネットによる申し込み
【定休日】年末年始(12月29日~1月3日)
【利用時間】4月~10月 6:00~19:00、11月 6:00~17:00、12月~3月 9:00~17:00
【利用料金】2時間:3,360円(土日祝日は3,960円)
【申込方法】けやきネットによる申し込み
【定休日】年末年始(12月29日~1月3日)
【利用期間】7月1日~9月10日
【利用時間】7月1日~8月31日 9:00~11:00、11:30~13:30、14:00~16:00、16:30~18:30、9月1日~9月10日 10:00~12:00、12:30~14:30、15:00~17:00(2時間単位の入れ替え制)
【利用料金】高校生以上 360円、小・中学生・65歳以上・障害のある方 100円、幼児・障害のある小・中学生 無料、幼児の付き添い者 50円、障害のある方の介護者 無料
【申込方法】現地受付
【定休日】なし
等々力渓谷最寄り駅の近くにはおしゃれなお店もたくさん
等々力駅周辺はカフェや雑貨といった、おしゃれなお店がたくさん並んでいます。その中でもおすすめのお店を2店舗ご紹介いたします。
PATISSERIE ASAKO IWAYANAGI
コンクリート打ちっぱなしの壁に、白を基調としたおしゃれな内装もさることながら、味はお墨付きでハイクオリティなパフェに舌鼓を打つことのできるお店。
フルーツを使用した新鮮かつ芳醇な甘みは絶妙で、やみつきになる美味しさです。値段に見合った満足度の高いスイーツを提供してくれます。ケーキ・カフェのお店なので、そちらも十二分に堪能できます。等々力駅から徒歩3分、単に休憩の利用からおしゃれで美味しいパフェやケーキを食べるのが目的の方にもおすすめのパティスリーと言えるでしょう。
【住所】東京都世田谷区等々力4-4-5
【電話番号】03-6432-3878(予約不可)
【営業時間】10:00~19:00
【定休日】月曜日
AEOLIA
ブラウンカラーをベースにしたクラシックさに、カジュアルさを上手く取り入れた内装がおしゃれなバルです。
おしゃれながらも気軽に入れる店内は、幅広い層の方が利用できそうです。メニューのお値段が比較的リーズナブルなのがウリで、例えばハウスワインがたったの350円と手頃にいただけたりしちゃいます。
また、イタリアン、フレンチ、スパニッシュと幅広いジャンルの料理を揃えており、メニューの豊富さも特徴的。接客対応も良く、気持ちよく食事ができるのは嬉しいポイントですね。駅から徒歩30秒と非常に近いので、等々力渓谷の帰りにすぐ立ち寄れる立地も魅力的でしょう。
【住所】東京都世田谷区等々力3-9-6 角金ビル 2F
【電話番号】03-6432-3096(予約可)
【営業時間】平日 17:00~翌3:00、土曜日 17:00〜23:30
【定休日】日曜日
等々力渓谷までのアクセス方法と周辺の駐車場情報
等々力渓谷へ訪れる際のアクセス方法をお伝えします。こちらを参考にすれば等々力渓谷まで間違いのない行き方を知ることができるでしょう。
公共交通機関からのアクセス方法
最寄り駅の東急東横線等々力駅を南口から外に出て右に曲がり、踏切のある通りまで出ます。そこからは踏切と反対方面に歩いていき、成城石井の横の筋を右に曲がればもうそこは等々力渓谷の入り口!
渓谷で大自然と聞くと、駅からものすごく遠い場所にあるのではないかと不安になってしまいますが、駅から等々力渓谷までは徒歩5分圏内と、実は案外駅から徒歩でいけてしまうくらい近いんです。また、渋谷駅から等々力駅まで20分というアクセスの良さもポイントですよ。
周辺の駐車場情報
おすすめしたい駐車場としては、等々力不動尊。しかしこちらは少々手狭で20台程しか入庫できないので、別の場所も候補に挙げておいた方が良いです。例えば玉川野毛町公園にも駐車場があるので、そこを代替案とするのも良いでしょう。
それ以外の等々力渓谷周辺のコインパーキングは、2台~6台程しか駐車できない場所が多く、上記2つのどちらかの選択が最有力と言えます。
【営業時間】8:00~16:00
【駐車料金】無料
【駐車台数】20台
【営業時間】4月~10月 5:40~19:20、11月 5:40~17:30、12月~3月 6:40~17:30
【駐車料金】30分100円
【駐車台数】19台(車椅子用1台)
等々力渓谷のまとめ
大都会で大自然が堪能できる等々力渓谷の魅力について解説いたしました。等々力ってなかなかデートや遊び等で行く機会が少ないかと思いますが、東京都内唯一の渓谷ということで、都内スポットの中でも軽いハイキングのような気分で訪れることができる場所となっています。
また、等々力渓谷周辺にも魅力的な施設がいくつもあるので、行く前に下調べをすればより一層等々力の魅力を楽しむことができちゃいます!東京にいながら渓谷を楽しめるまたとない場所、ぜひとも足を運んでみてくださいね。
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