うっそうとしたジャングルに囲まれたコンゴ野生動物保護区。
生きるか死ぬかの究極的な動物たちの"生"がうずまくこの場所に
似つかわしくない一匹の動物がいます。
ラブラドール・レトリバーのリサ。
自分の子どもを持ったことが一度もないのに、30を超える動物の赤ちゃんたちを育ててきました。
犬が猫やうさぎを育てるというのは良く聞く話。
でも、リサが育てるのはもっとすごい動物たちなのです。
サイ。
ヤマアラシ。
チーター。
トラ。
ブタ。
イタチ。
そしてメンフクロウ。
動物たちを保護する施設の責任者ロブさんは、
「リサは人間と動物をつなぐ橋渡しの役目を果たしています。野生動物は人間には簡単になつきませんが、リサにならなついてくれます。」
と語ります。
妻のナディンさんは
「リサは生まれつき母親になる特別な才能を持っているみたい。
普通なら好き嫌いがあっても良いものの、どんな赤ちゃんたちでも等しく愛して大切に育ててくれるのよ。」
とリサの持つ天性の母性愛について、抜群の信頼を寄せています。
親に捨てられ、見放されたかわいそうな赤ちゃんたちを一心に育てるリサの姿。
一度は捨てられても、リサに出会った赤ちゃんたちの心の傷はきっといつか癒えていくのでしょう。
アフリカの辺境の地で生きるリサはまるで動物界のマザー・テレサのようです。
参照:Daily Mail, Antalik, and MNN
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