公園で駆け回った思い出、家族で食卓を囲んだ思い出…子供のころ何度も繰り返して見て感じた記憶も、大人になって忙しい日々を過ごしていると、自然と記憶の奥深くに埋もれていってしまうものですよね。
インスタグラムで活躍されるよしだなみこさんは先日、そんな子供の頃の記憶に関する漫画を公開されました。
最近、晴れて砂場デビューを果たしたというよしだなみこさんの娘ちゃん。いきいきと砂を浴びて、裸足で歩き回る娘ちゃんの姿を見てよしだなみこさんは「何がそんなに楽しいのかわからんわ…」と心の中で呟きます。
何がそんな楽しいのか…。提供:よしだなみこさん
ふと「…いや、本当は知ってる」とよしだなみこさん。「裸足で踏む砂の感触」「砂のトンネルの向こう側の景色」…大人になって忘れてしまっているだけで、当時心から感動した光景の数々が、確かに存在していたことを思い出します。
…いや、本当は知ってる。提供:よしだなみこさん
あの頃の気持ちを、子育てを通して追体験していることに気付いたよしだなみこさんは「君を産まなければ一生思い出さなかったかもしれない、大切な思い出がたくさんあるよ」と語り、漫画を締めくくります。
君を産まなければ…。提供:よしだなみこさん
ノスタルジーあふれるこの漫画には「ほろっときました」「ほんと、子供がいるから思い出す光景ですよね」などのコメントと、2,800以上のいいねが寄せられました。
インタビュー
投稿者のよしだなみこ(@buchinekonami)さんにお話を伺いました。
――この漫画を描いたきっかけは何でしたか?
よしだなみこさん:子育てをしていると、幼いころの記憶の箱がパカっと開く瞬間があります。毎日外で日が暮れるまで遊んだ日のことが急に懐かしくなって、漫画にしました。
――娘ちゃんを見ていて思い出した記憶の中で、特に印象的なものはなんですか?
よしだなみこさん:特に何かあるというより…子供のころの、なんてことのない日常がかけがえのないものだったんだなと気づきました。遊び疲れて帰ったら美味しいごはんがあって、家族みんなで揃って食べて。当時は当たり前のことだと思っていましたが、今思えば恵まれていたんだなあと感じています。
――最後に、この漫画をどういった方に届けたいですか?
よしだなみこさん:日々の忙しさに翻弄されて、子供のときのことなんてすっかり忘れちゃったよ…というパパママに読んでもらえたら嬉しいなと思います。
当時、心の底から感動していたはずなのに、日々を重ねるうちに埋もれていった記憶の数々。子育てをしているうちに、そんな大切な思い出が蘇ってくることもあるようですね。
作品提供・取材協力:よしだなみこ
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