日本では当たり前な行動が海外ではタブーとされていたり、海外では当たり前の風景が日本では考えられないことだったり。異国の文化や風習の話からは、自分の環境を俯瞰するための学びがたくさん得られるものですよね。
インスタグラムでタイのあれこれについてを発信しているむらいひとみさんは先日「タイのスクールバスに乗っている時に経験した話」を漫画にして公開しました。
あらすじ
学生だった頃のある日、スクールバスに乗って同級生たちと帰宅していたむらいひとみさん。渋滞に巻き込まれ退屈を感じた学生たちは「渋滞の原因を当てるゲーム」を開催したのでした。
渋滞の原因を予想する学生たち。提供:むらいひとみさん
「信号が故障したから」「王様が通るから」「自動車同士の接触事故」などなど、さまざまな予想を立てる学生たち。本当の原因はというと…?
渋滞の原因を尋ねる。提供:むらいひとみさん
何ともびっくりなタイの渋滞についてを綴ったこの漫画。当時の心境やタイの魅力について投稿者のむらいひとみ(@i_miss_bkk_thai)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――いつから、どのようなことがきっかけでインスタで漫画を描き始めたのでしょうか?
むらいひとみさん:タイに住んでいた時の友達が関東に住んでいるか、タイに住んでいるかだったんですけど、よく東京やタイで同窓会を開くことが多くて、うらやましいなと思ったのがきっかけです(笑)大阪に住んでいるので全然誘われなくて…。「もし会ったら、あんなことこんなこと話すのになぁ」と思ってました。
それがきっかけで「じゃぁその思い出話を漫画にしちゃおう」と思い描き始めました。3,4年前ぐらいから描き始めました。
――漫画のお話は、いつ頃に経験したお話なのでしょうか?
むらいひとみさん:漫画のお話は1990年代にタイで過ごしていた時の話です。3歳から15歳までタイに住んでいました。
――渋滞の原因がゾウだとわかった時の心境を教えてください。
むらいひとみさん:渋滞がゾウとわかった時の心境は、驚くこともなく「なんだーゾウか~」って思いました(笑)。犬の散歩中にゾウとすれ違うこともあるので(笑)。当時はゾウが街中で歩いていることはごく当たり前のことでした。
――むらいひとみさんが思うタイの魅力は、どんなところにあると思いますか?
むらいひとみさん:タイの魅力は「オープンな社会」です! タイでは昔からオカマもゲイも皆と変わらずに生活しています。LGBTQの人にとって住みやすいんじゃないかなと思います。昔から従業員だったり、クラスの教室にも4,5人はLGBTQの人がいたのでオープンな社会でいいなと思いました。当時の日本だといじめやからかいの対象になってしまいがちなことも、タイではそんなことはありませんでした。
もちろん隠していて、カミングアウトをする機会を狙っていた学生もいましたが、オープンな社会だったのでのびのびと育ちました。ぜひ機会があればタイへ遊びに行ってみてください!
渋滞の原因は、まさかのゾウ…! 日本では考えられない驚きの光景に、とってもびっくりな投稿でした😇
作品提供・取材協力:むらいひとみ
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