その事前情報を見ていたら、どうしても気になるものがありました。それは、ITAMI空の市で掲示される大分県産の苺とみかんのポスター。
ベリーツよりも、ふたりの愛の方が甘い説。
いや、苺(ベリーツ)のアピールをしなさいよ。
ただ、この仲睦まじそうなご夫婦が丹精込めて育てた苺はちょっと興味があります。
クセが強すぎるポスター集
今回のITAMI空の市では、このようなクセ強ポスターが何枚も掲示されます。どれもツッコまずにはいられない内容なので紹介していきます。
命がけの苺栽培
相変わらず、仲がよろしい「苺屋 服部農園」さん。ほっこりする写真ですが、書いてあることは結構シリアスな内容。
「ちょっとお花を摘みに」
トイレに行くことを表す隠語の「お花摘み」。
と、思ったら、苺の花を間引く作業のことだったみたいです。
別にポスターにしなくてもよかったのでは?
生産者の顔は一切見せない斬新なスタイル。ただ、苺へのこだわりが強そうということは、このナンバーから伝わってきます。
お化けよりも怖いもの
こちらは「今村農園」さんのご主人。台風でビニールハウスが飛んだのはビックリ。確かにお化けよりも台風が怖いのも頷けるかも。
君の名は。
もはや生産者でも、みかんでもなく、わんこの写真。マロンちゃん、かわいい。
みかん農園のご夫婦も仲良し
服部さんご夫妻に負けない仲睦まじさ。確かに笑顔がめっちゃきらりんしてます。
仕事ができる男ってかっこいい
自分の仕事を熱く語れる人、憧れます。
クセが強すぎるポスター、そこに込められた想い
これまで紹介してきたITAMI空の市のポスター。一見ふざけているように見えますが、その背景には生産する作物へのこだわりや、ご夫婦愛が込められています。
脱サラして苺農家になった服部さんご夫婦
服部農園のご夫婦は、もともとお二人とも会社勤めで、趣味のサッカーがきっかけでご結婚。その後、ご主人の「自分の頭で考えながらやる仕事がしたい」という想いから脱サラして苺農家になったそう。
ポスターでハチに刺されたエピソードがありましたが、実はハチに刺されて緊急搬送されたのは一度だけではなく三回もあったそう。それで、ご主人は奥様を心配し「命を懸けるほどのことじゃない」と苺農園を辞めることを考えたそうです。
ポスターだけだと面白エピソードでしたが、その背景を聞くと、本当に素晴らしいご夫婦であることが分かります。
しかし、奥様の強い希望で苺農園を続けることとなり、今ではお互いを「戦友」と感じる仲にまでなったそう。お互いどちらが欠けてしまっても続けられない、と口にするほどです。
妥協を許さないみかん農園の今村さんご夫婦
今村農園さんのポスターも、その背景には熱いみかんへの想いが込められています。
みかんは温度管理が非常に重要で、もし花芽(成長して花になる芽)が出なかった場合、丸一年収入がなくなってしまうこともあるそう。今年は台風でビニールハウスが大損害を受けたそうですが、そんな危機を夫婦で乗り越え、現在までやってきました。
奥様曰く、ご主人はあまり喋らないタイプだそう。しかし、みかんのことになると話は別で、ポスター撮影時のインタビューでは、みかんに対するこだわりを熱く語っていたそう。
奥様は、そんなご主人のみかん栽培に妥協しない姿勢を尊敬しているとのこと。
ご主人も、自分がみかん栽培に集中できるのは、経理などの業務を奥様が担ってくれているからだと語ります。
服部農園さん同様に、こちらのご夫婦も支え合ってみかんを育てているのです。
苺やみかんよりも糖度が高い農家さんたち
そんなご夫婦の作物も販売されるITAMI空の市。
12月17日(土)から18日(日)までの二日間、青果や海産物が数多く販売されます。本イベントは関西エアポート株式会社と株式会社ジェイエアが共催して、地域活性化の取り組みとして企画されたものです。
全国各地、現地のJALグループスタッフが厳選した特産品が一挙に集結します。空輸を利用しているため、鮮度の良い状態で購入者の手に届くようになっています。
両日ともに商品がなくなり次第終了となっているため、お近くの方は売り切れてしまう前にぜひ足を運んでみてください。
【開催日時】
日時:2022年12月17日(土)・18日(日)12:00~
場所:大阪国際空港 北ターミナル2階 上島珈琲店前
また、服部さん、今村さんが丹精込めて育てた苺の「ベリーツ」やみかんの「おひさまきらりん」は、おんせん県おおいた公式オンラインショップからも購入可能。当日足を運べない方も両夫婦の愛情がこもった味を、ぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。
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