▼過小評価される「昼寝」
日々慌ただしく動き回る日本社会。忙しく走り回っている人は多いはず。忙しすぎて昼寝をする暇もないという人もいるのではないでしょうか。
しかし、ほんの少しでも昼寝の時間を設けることで、仕事や勉強の効率が飛躍的に上がることが解明されています。あの有名なナポレオン、エジソンなども実践していた昼寝。一体どんなメリットがあり、どんな昼寝をすれば最大限の効果が得られるのでしょうか。
▼5分の昼寝で記憶力が向上
一般的に、15〜30分の短時間睡眠はパワーナップと呼ばれ、脳をリフレッシュし仕事や勉強の効率を上げる効果があるとされています。もちろん15〜30分の睡眠が理想的ですが、時間がなければ5分の睡眠でも十分にその効果を得られます。
ある実験で被験者たちは、
- 5分の昼寝をするグループ
- 昼寝をしないグループ
の2つに分割され、記憶力を試すテストを行いました。
すると「5分の昼寝をするグループ」は「昼寝をしないグループ」に比べて非常に良い結果を残したと言われています。
つまり、たとえ5分しか昼寝をする時間がなくても、その5分を大切にすることで午後の活動も非常に生産的になり得るということです。受験勉強にも持って来いですね。
▼心臓病のリスクが軽減
昼寝をすることは、長期的な健康にも良い影響を与えます。
ハーバード公衆衛生大学院の教授が行った研究では、20〜86歳の23,681人を被験者として、昼寝をする人としない人では健康状態にどんな違いがあるのかが調査されました。
すると驚くことに、頻度や継続時間に関わらず昼寝をすると答えた人は、昼寝をしない人に比べ、心臓病で死ぬリスクが34%低いことが判明したのです。
昼寝をすることで1日の緊張がほぐし、リラックスすることは、どうやら長期的な健康には素晴らしい効果があるようですね。
▼短い昼寝の前にコーヒーを飲むと効果抜群
寝る前に飲むと目が覚めてしまうとして敬遠されがちのコーヒー。実は昼寝となると話が変わってきます。
コーヒーに含有されるカフェインが身体に効き始めるのは、摂取してから15〜30分後。
そのため、短時間の昼寝をする直前にコーヒーを飲んでおくと、カフェインの作用と昼寝の効用が相まって、目が冴えた状態で午後を迎えられるようになるのです。
寝る間もないと思っているあなた。1日をより生産的に過ごしたいと思っているのであれば、明日から昼寝を実践してみてはいかがでしょうか。
執筆:たっぱー
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