この出来事の主人公はカリフォルニア州ホイッティア―在住のアシュリン・マラシーノちゃん。
彼女は6年前、父を脳動脈瘤で亡くしました。
出典:cbsnews.com
父のことが大好きだったアシュリンちゃんは、父の死後、毎年欠かさず父の誕生日にメッセージ入りの風船を空に向けて飛ばしていました。
理由は「天国の父に届くように」
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―パパへ パパも会いたがってたけど、私も会いたいよ。本当にとってもパパを愛してるし、会いたいわ!…―
そして今年の1月6日、いつものように彼女はメッセージ入りの風船を作りました。
しかし今回は愛の言葉だけでなく、1つのお願いも書き入れました。
「何か『返事』をちょうだい。だってフェアじゃないもの。パパがそこにいるってことを教えてくれるものならなんでもいいから」
▼720km離れた土地から届いた贈り物
1月7日の夕方、カリフォルニア州オーバーンでレストランを経営するリサ・スウィズリーさんの元に不思議なものが届きました。
それは、約450マイル(720km)も離れた場所からやって来た「メッセージがびっしり書かれた風船」でした。
風船を発見したスウィズリーさん
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「なぜかその時、『これが私のところに来たのには、何か理由がある』と感じたの」
スウィズリーさんは発見当時のことをそう語り、なにか行動を起こさなければと思ったそうです。
偶然にも、スウィズリーさんは『Pay It Forward』という慈善団体のFacebookページを立ち上げたばかりでした。
そこでスウィズリーさんはFacebookページにこの風船の写真を公開し、アシュリンちゃんになにかしてあげないかと呼びかけました。
すると、多くの閲覧者がこの呼びかけに反応してくれ、箱一杯の贈り物が集まりました。
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▼風船を飛ばしてから6日後、遂に2人が繋がることとなりました
スウィズリーさんはこの風船の送り主がアシュリーちゃんであることを突き止め、コンタクトを取りました。
そして父の誕生日から6日後の今週の月曜日、遂に2人はSkypeで顔を合わせることとなりました。
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スウィズリーさんは今までの経緯を報告、アシュリーちゃんへプレゼントを送ることを伝えました。
感動のあまり、涙をこらえ切れないアシュリーちゃん。
そして彼女は言います。
「これが、父からの『返事』だったのね」
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