生産性UPの法則！赤ちゃんから学べる10のこと

赤ちゃんは主に食べて、寝て、泣いて、排泄するという4つのことだけをして生活しているように見えます。でもその姿をよく観察すると、大人の私たちが年を重ねるごとに忘れてしまう本能的な生き方を100％表現しています。そういった赤ちゃんの行動は、混沌としていく現代社会の中で、大人の私たちが多くのことを効率的にやりきるための大切な素質を備えています。

生産性上げるには、少しの労力で効率を上げることが求められるため、タスクやテクニックを単純化することが鍵となります。赤ちゃんの行動は、その「効率の上げるための単純な世界」をつくり出している秀でたお手本なのです。早速10個の赤ちゃんの行動を見ていきましょう。いつか赤ちゃんをお世話したり、どこかで見かけたりした時、きっと見る目が変わることでしょう。

１．十分な睡眠をとる

赤ちゃんは1日に15時間以上眠ります。この睡眠が足りていないと、彼らは泣き叫び、疲れている！機嫌が悪い！と全身で表現します。一方、大人になると、仕事やいろいろな責任のために睡眠時間を削って生活をしています。

睡眠不足になると、知覚や判断力が鈍り、集中力が続かない、ミスが多くなる、好ましくない決断をすることにも繋がってしまいます。またストレスへの免疫力も落ちてしまいます。科学的にも脳を最適に保つために十分な睡眠が必要だと言われています。８時間は睡眠をとるように推奨されていますが、実際は時間ではなく、睡眠の質が大切です。

２．散らかすこと！汚すこと！気にしなーい！むしろ大好き！

散らかしたり、汚したりすることを怖がっている赤ちゃんを見たことがある人はいないでしょう。チョコレートケーキを顔中汚しながら食べ、おもちゃを床いっぱいに広げたら、広げたそのまま。マジックやクレヨンで壁やら家具やら、そこら中に落書き。彼らにとってはただ散らかっただけ、汚れただけ。それでいいのだ！なのです。

成長するにつれて、私たちは論理的に、また社会の常識に沿って物事を考えるようになります。即座に散らかった状態というのは、悪いものであり、大人として認められないという認識を持ちます。仕事での複雑なプロジェクト案件だったり、膨大な数のメールが届いた受信ボックスが目の前に立ちはだかれば、うんざりして見ていない振りをしたくなったり、放棄したくなるのも不思議ではありません。

しかし、挑戦すること、そして煩雑な状態に立ち向かうというのは、進歩、成長、そして達成のために必要なものです。全てのことがいつもサポートされてスムーズに完璧に進むと思っているならば、それは夢の世界。認識を変えて生産性レベルを上げていきましょう。

３．すべてのことから学ぶ

赤ちゃんはライフスキルに対して経験を持ちません。常時、自分のこと、自分の周りの人や物について学んでいます。

物事を成し遂げるのにすでに十分な知識と経験を持っていると思う時、私たちは大人の思考になってしまうのかもしれません。あなたが「できる」、他の人よりも「もっと上手にできる」と思ってしまうなら、思考は閉ざされ、頑なにあなたの潜在的な力を制限してしまいます。

いつも学ぶことにオープンでいること。物事は一定ではありません。多くの人がそれぞれに違ったスキルや経験を持っていて、あなたの役に立つために、それらを教えたいと思っているのです。疑問視し、質問し、学びを得て、新しい扉を開け続けて生きましょう。

４．抜群の行動力

起きている間、赤ちゃんは終始動いていて、口に物を入れ、大人の動作をまねたりまでします。ハイハイや歩行ができるようになると、さらにアクティブになり、周りをハラハラさせ、ついて回る保護者をへとへとにさせることも珍しくありません。

アクティブに動ける子は幸せで、私たち大人もその姿から学ぶことができます。大人は、車、職場のデスク、カウチなど1日の時間のほとんどを座って過ごしています。ほとんどの人が、体の多くの部分を使うことなく１日を終えてしまっています。

私たちのメンタルは1日を通しての体の動きに影響を受けているという結果も出ています。定期的なエクササイズ（30分のお散歩のようなシンプルなものでも）体の様々な部分に働きかけ、メンタルを良いほうに保ちます。集中力や記憶力を高め、創造力強化、習得スピードも速めることにも繋がります。

５．電子機器中毒ではない

両親が持っているiPadやスマートフォンに興味を示す赤ちゃんは増えているにしても、少なくとも彼ら自身は常に持ち運ぶようなことはしませんし、5分おきにメールチェックをするなんてこともありません。

赤ちゃんは大人のようにスクリーンを長時間見続けることで満足しません。メールチェックやFacebookをしょっちゅう見ることは気晴らしにはなりますが、ストレスレベルを上げます。

iPadやスマートフォンのスクリーンを見ることから完全に解放される時間を持つことで、もっと成果の出せる、健康で幸せな人になれるのです。

６．探究、問題可決のプロ！

赤ちゃんは、その小さな手で触れるものすべてを探索し、学んでいます。問題に遭遇したら、何とかして解決しようという試みを繰り返します。ペットの顔や毛を触ってみて、よく知ろうとする子、ベビーベッドから出たくなったら、どう登れば自分で脱出できるかを見つけ出す子もいます。

効率的であるためには、問題解決のスキルが必要です。時間の浪費、気を散らせるものなど、何がいらないかを知りましょう。有効な方法を見つけ出し、何度か試してみて、一番良い方法が見つかるまで改善を重ねるのです。

７．今を生きている

赤ちゃんが「いまの瞬間」に集中して生きているということを理解するのは容易だと思います。彼らは明日のおむつの取り換えや、昨日食べたベビーフードのことなど考えていません。彼らにとってのすべては「今起きていること」なのです。

物事を成すということになると、大人は過去の経験や未来に起こるだろうことを心配しすぎて、パフォーマンスや効率の障害になることがあります。過去の経験や、人の期待に応えることなどに惑わされないで、今のベストなやり方に集中すればいいのです。「いま」に生きていれば、潜在的な能力も発揮できます。

過去は過去、未来は未来、何も心配することはないのです。

８．周りを気にしない

大人になると人に好かれることを意識します。しかし、赤ちゃんは周りのことを気にしていません。もちろん、周りの人から愛されたいとは思っていますが、無駄に自分の容姿や、行動を周りの人の意見に左右されたりしません。公共の場所で癇癪も起こしますし、写真を撮るからと言って髪の乱れを気にしたりすることはありません。大人は反対ですね。自分ができる能力を周りに見せることで、良い印象や称賛を得ようとします。

効率化を望むなら、他の人がどう思うかを気にせずに、あなたにとって何が有効なのかを見つけ出さなければなりません。みんな違っているのです。誰かを喜ばせるために何かを犠牲にすることを良いことと思っているなら、自分にとって本当に大切なものは何かを考え直してみましょう。