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歴史偉人対談!宮本武蔵の遅刻の言い訳をご覧ください

この対談は、1612年4月、豊前小倉藩領にある舟島で行われた宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘から1週間後に勝者の宮本武蔵とその養子である宮本伊織によって行われた対談である。

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宮本伊織:よろしくお願いします。

宮本武蔵:よろしくお願いします。

宮本伊織:先日はお疲れ様でした。

宮本武蔵:お疲れ様でした。いやー、大変な戦いでしたよ。

宮本伊織:そのようですね。なにせあの"佐々木小次郎"が相手ですからね。

宮本武蔵:はい、しかしなんとか勝つことができました。

宮本伊織:その件なんですが

宮本武蔵:はい

宮本伊織:武蔵さんはその試合で2時間遅刻したそうですね。

宮本武蔵:やはりご存知でしたか。

宮本伊織:これについては世間では
「宮本武蔵はわざと遅刻して、佐々木小次郎の精神を揺さぶった卑怯者だ」と噂が流れています。
ちなみにネットの意見がこちらです。

武蔵見損なった
てかそんな卑怯な手使わないと勝てないとか既に心で負けてるよな
やべー、今日遅刻したのに剣道の試合勝ったからマジ武蔵ってバカにされたわ
正直この醜態は三文字割腹の切腹もの

宮本武蔵:えー、心外ですよ。
ちょっと反論していいですか?
今の時代のことわかってます?江戸時代初期ですよ?江戸時代。江戸時代ってスマホのなけりゃ時計もないんです。
太陽見て「そろそろ昼九ツなんじゃね?」ってレベルですよ。
そんなこの時代の2時間の遅刻ってもはや誤差でしょ。しかもこっちは舟できてるんですよ。そりゃ多少の時間の前後は許してよ。

宮本伊織:いやー、でも2時間って結構待ちますからね。僕も小次郎さんには少し同情してしまうところがあります。

宮本武蔵:でもどんな状況であろうとベストコンディション作り出すのが武士というものではないですか?
遅刻を負けの言い訳にするのってちょっとアレですよね。
それももうひとつ付け加えるなら僕は武士ではないんですよ。
兵法家です。
戦いに勝つ方法を見つけ出して、それを実行して勝つのが兵法家の役割なわけです。
武士のように死に様に美学を求めていません。戦ってなおかつ生きながらえることに我々の美学があるわけで武士の論理と兵法家の論理をゴッチャにされては困ります。

宮本伊織:ではやはり遅刻は兵法家として勝つためにあえてしたということですか?

宮本武蔵:あえてっていうと棘で立つけど、結果的に遅刻してしまって小次郎君のイライラした顔みたとき、予想以上に怒ってたからガッツポーズはしましたよね。結果的にですよ?結果的に。


https://www.youtube.com/watch?v=rLuNMpBprqc

https://www.youtube.com/watch?v=qAxX6A8Y5xQ

「巌流島の決闘は、本当に武蔵が勝ったのか?」がわかるドラマ新解釈日本史はこちら

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