父と娘の成長と別れを描く、鉄拳のパラパラ漫画「お父さんは愛の人」に涙が溢れ出る

父と娘の成長と別れを描く、鉄拳のパラパラ漫画「お父さんは愛の人」に涙が溢れ出る

お笑い芸人でイラストレーターとしても活躍している鉄拳さん。
最近では、彼の描くパラパラ漫画が泣けるとして、アーティストのミュージックビデオや、ディズニー映画からも依頼を受けるほどです。

img_1_R
tekken_blog

そんな鉄拳さんが、新たに新作のパラパラ漫画を制作しました。
その作品は、冠婚葬祭互助会システムのくらしの友が全国から公募をした『亡くなった大切な人へ宛てた「つたえたい、心の手紙」』の受賞作品をパラパラ漫画にしたもの。想いの詰まったストーリーと鉄拳さんの温か味のあるイラストが合い間って、とにかく目頭が熱くなるのです。

事前情報なしで、まずはこの動画を見てください。

これは、泣ける・・・。
父と娘の穏やかな生活、そして別れ。パラパラ漫画で表現された父の「ごめん」の描写で思わず涙してしまいました。

この作品は福岡県にお住いの樋口淳子さん(48歳)の手紙が元になっています。

娘から、今は亡き父への手紙「お父さんは愛の人」

お父さんは愛でできている。小さい頃から、そう思いよったよ。
私が小学校の頃、尿検査でおしっこを入れるしょうゆ入れみたいなのの赤いふたが無いって大騒ぎしたことがあったやん。私がわあわあ泣きよったら、お父さん、「淳子ちゃん、泣かんでよか」ってどっかからコルクを持ってきて、削り削り入れ物に合わせてふたを作ってくれたもんね。なんか妙な形やったけど、おしっこがこぼれんようなちゃんとしたふたやった。次の日一人だけコルクのふたで検尿を出したけど、恥ずかしいやら自慢やら。優しかったあ。お父さんは。
中学の技術の課題、防犯ブザー覚えとう? 不器用な私は作れるはずもなく、結局お父さんが徹夜で作ってくれたね。寝ぼけた私は、ブーブー音が鳴る度に、「うるさい!」って文句言いよったらしいね。朝になって防犯ブザーが出来上がっとうのを見て、ごめんなさいって気持ちでいっぱいやったとよ。でも、今思えば、お父さんもあんまり器用な方じゃなかったね。評価2やった。私が離婚を決めたときも、何も言わず何事もなかったように、全て受け入れてくれたね。親不孝な娘やんね、私。父親のいない子を産む決心をした時もそう。穏やかに、いつもと同じ笑顔で私たちを守ってくれた。それなのに、お父さんの優しさが辛くて、ちゃんとありがとうって言えんかった。
だから、お父さんの認知症が進んで、夜中にトイレに連れて行ったりお尻を拭いてあげたりするようになった時、涙が出るほど嬉しかっとよ。お父さんは何度も「ごめん」って言いよったけど、私は喜びで胸が震えるほどやった。やっと恩返しができるっちゃもん。でも、ほんの短い期間の介護生活の後、病院のベッドで眠り続けて、そして逝ってしまったね。私になんちゃって介護の思い出を残して。私の罪悪感を少しでも軽くしようと思ったっちゃろ? お父さん。
どこまでも優しいお父さん。お父さんは大きな愛の人。私もお父さんみたいな愛の人になるけんね。だって、お父さんの愛から生まれて愛で育った娘やもん。

手紙という文字で綴られた想いを、見事に絵だけで表現するパラパラ漫画にしていますね。
今年のお盆、実家に帰る予定がある人は、この機会に大切な人へ感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

冠婚葬祭【株式会社くらしの友】(ご葬儀・ご婚礼・互助会)

サイトー

ライター

サイトー

会社のウォシュレットを「強」にする犯人。サイトーです。
PS.アイコン変わりました!twitter.com@CuRAZYsa

元不動産会社勤務。4年勤務したのち、2年間の自由業を経て、去年の1月よりクレイジーでライターとして勤務。