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「悪い子はいねーが!」秋田県は男鹿半島のなまはげに触れる旅


今回秋田へ出張したライター
佐竹敦さん
普段は秘境・秘湯ライターとしてTVなどにも出演し活躍している佐竹さん。神の使いとされるなまはげ、その神秘の存在に魅了された彼は、秋田のなかでもなまはげの発祥の地とされる男鹿半島の魅力について伝えたいとクレイジーの出張ライターにエントリー。

東北出張ライター佐竹がお送りする冬の東北。なまはげが大好きなわたくしは冬のごほうび旅としてなまはげに会いに秋田県に行ってまいりました。
秋田と言えば、きりたんぽ鍋や日本一深さと透明度を誇る田沢湖などが観光の目玉として有名ですが、今回わたくし佐竹が皆さまにお伝えしたいのは男鹿おが半島の「なまはげ」文化!

毎年大晦日の夜に男鹿半島周辺地域で行われる「なまはげ行事」は天下の奇祭として名高く、「男鹿のなまはげ」として国の重要無形民俗文化財に指定されているほど。今回は冬のごほうびとして、男鹿半島のなまはげを心ゆくまで満喫・堪能してきましたので、その様子をお伝えいたします。

男鹿駅を降りたら、早速なまはげがお出迎え!

男鹿半島を訪れると、車で行っても電車で行っても、まず最初になまはげ像がお出迎えしてくれます。

JR男鹿線の男鹿駅を降りると駅舎の前になまはげ像があります。
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男鹿半島の玄関口にある男鹿総合観光案内所の前にも大きななまはげ像があります。
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なまはげ一色の男鹿半島!でも、なまはげ像がお出迎えをしてくれるのはとてもうれしいのですが、あの有名な『なまはげ行事』は大晦日にしか見ることができないのでしょうか?実はそんなことはありません!!!



男鹿真山しんざん伝承館

男鹿市の真山地区には明治40(1907)年に建てられた男鹿地方の曲家民家を移築した男鹿真山伝承館があって、大晦日以外の日でもなまはげ行事を見ることができます。
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伝承館ではなまはげが大声をあげて家中を暴れまわる様子が実演されます。なまはげ行事がどのようなものであるのか、実際に身をもって体験することができるので、男鹿半島を訪ねた際には必ず足を運んでもらいたい超必見の場所です!
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続いて伝承館に隣接しているなまはげ館に立ち寄ります!
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「なまはげ館」ではなまはげの由来の説明展示などが充実していて、なまはげ行事のことをより深く理解することができます。
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また、実際になまはげ行事で使われる各地区の150枚のお面が展示されているなど実に圧巻です。

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このようになまはげ行事にお面は欠くのできないものですが、館内ではなまはげの木彫面の制作を20年以上も続けていて、現在では男鹿半島で唯一人の彫師である石川千秋さんの面作りの実演を見ることができます。
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面作りは目をくり抜くのが最後の作業。
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そしてこれが彫り終えたお面です。生木なのでこのあとに4週間乾燥させて、最後に色付け、髪の毛を付けてなまはげのお面が完成するとのこと。

念願かなって私もなまはげに変身しました!
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なまはげ変身コーナーで、お面や衣装を身に着けて「なまはげに変身」して記念撮影をしました!

なまはげゆかりの真山神社

続いてなまはげゆかりの真山神社を訪ねました!
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真山神社では毎年2月に東北五大雪まつりの一つである「なまはげ柴灯せどまつり」が行われることでも有名です。境内は緊張感が張り詰めていて身が引き締まるような荘厳な雰囲気で満ち溢れています。
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このように真山地区はなまはげ発祥の地の一つとして古くから信仰の対象とされてきたところで、なまはげ館、男鹿真山伝承館、真山神社となまはげの文化や伝承を実際に肌で感じることができる施設が立ち並んでいるので、是非時間に余裕を持って訪ねてみて下さい!

旅の疲れは男鹿温泉郷で癒そう!

男鹿半島には秋田の奥座敷として親しまれている男鹿温泉郷があります!男鹿温泉郷の入り口にもやっぱりなまはげ像があります。
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今回は元湯雄山閣で旅の疲れと汗を流しました。雄山閣は日本秘湯を守る会にも名を連ねているお宿です。
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雄山閣の露天は石灰質温泉沈殿物(湯の花)で形成された貴重な自然現象の露天岩風呂で絶えず源泉が注ぎ込まれています。ここにもやっぱりなまはげがいました(笑)。
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男鹿半島なまはげを訪ねる旅2日目!

男鹿半島のなまはげを訪ねる旅をするなら、真山地区と共に是非訪ねていただきたいところが門前地区です。なぜならば男鹿半島の「なまはげの起源」とされるものが門前地区には残されているからです。ちなみに門前地区にもやっぱりお約束のなまはげ像があります。
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なぜ門前地区も訪ねてみたいのか?

実はなまはげの起源については諸説あります。主なものとしては「山の神説」「修験者説」「漂流異邦人説」「漢の武帝五鬼説」がありますが、「漢の武帝五鬼説」に由来する五柱のなまはげを祀ったと伝えられている「赤神神社の五社堂」と「999段の石段」が門前地区には残されているのです。
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では早速、漢の武帝が連れてきた五柱の鬼が積み上げたとされる999段の石段を登って五社堂を目指しましょう!
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999段の石段を登り詰めた先に五柱のなまはげを祀ったと伝えられている「赤神神社の五社堂」があります。五棟の社殿は江戸時代の中頃に建てられたものとされ、国の重要文化財にも指定されています。
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999段の石段を登るのは楽ではありませんが、なまはげに興味をもって男鹿半島を訪ねたならば、真山地区と併せて是非この門前地区も訪ねて下さい!
写真22

秋田県が誇る正義のスーパーヒーロー!超神ネイガーに会ってきた!

最後に秋田発・地産地消ヒーロー!「海を、山を、秋田を守る」秋田県が誇る正義のスーパーヒーロー!超神ネイガーにインタビューをしてきました!

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satake
「今日は宜しくお願いします。早速ですが、ネイガーさんの名前の由来を教えて下さい。」
neiga
「なまはげの『泣ぐ子はいねがー、悪い子はいねがー』という掛け声の中から「ネイガー」という名前を付けました」
satake
「ネイガーさんの正体を教えて下さい(笑)」
neiga
「ネイガーの正体はアキタ・ケンという米作りをしている農業青年です。」
satake
「ネイガーさんとしての活動を教えて下さい」
neiga
「ネイガー:年間150回くらいイベントでショー活動をしています。敵はだじゃく組合(秋田の方言で乱暴者・悪い奴ら)でほじなし怪人(秋田の方言で間抜け・だらしない)から日々秋田県を守っています。地域貢献活動や交通安全運動にも力を入れています。
satake
「ネイガーさんの必殺技を教えて下さい」
neiga
「ネイガーの装備は全部秋田県の名産物に由来しています。キリタン・ソード(きりたんぽ)、ブリコガン(ハタハタの玉子)、カマクラ・ナックル(横手のかまくら)などです。

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satake
「カッコいいですね!是非一緒に写真を撮ってもらってもいいですか?」
neiga
「どうぞ!」
satake
「今日はお忙しい中、本当にありがとうございました!」

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旅を振り返って

今回の旅では私が大好きな「なまはげ」を心ゆくまで満喫・堪能する旅をしてきました!男鹿半島というとかなり遠いイメージがあるかも知れませんが、東京からでも一泊二日で十分に行って帰ってくることができます。また、男鹿半島といえば、なまはげ以外にも寒風山、入道崎、八望台など他にも見どころが満載で、海の幸も有名です。
是非みなさんも一度は男鹿半島を旅してみてはいかがでしょうか。

男鹿真山伝承館
(住所:男鹿市北浦真山字水喰沢  TEL:0185 -33-3033
12~3月は土曜日・日曜日・祝日のみ 開講時間は公式サイトをチェック:http://www.namahage.ne.jp/~shinzanjinja/entry5.html
なまはげ館
(住所:男鹿市北浦真山字水喰沢  TEL:0185-22-5050)
年中無休 開館時間8時半~17時
 一般500円、小中高生250円(※伝承館との共通入館料有り)
真山神社

(住所:秋田県男鹿市北浦真山水喰沢97 TEL:0185-33-3033)
元湯雄山閣
(住所:秋田県男鹿市北浦湯本草木原52-1 TEL:0185-33-3121)
赤神神社
(住所:秋田県男鹿市船川港本山門前字祓川35 TEL:018-833-7132)
超神ネイガー
(出演情報などは公式サイトをチェック:http://neiger.world.coocan.jp/

特設サイト:JR東日本:行くぜ、東北。冬のごほうび2017
Instagram:プレゼントキャンペーン実施中!行くぜ、東北。公式アカウント※キャンペーンは終了しました)
提供:東日本旅客鉄道株式会社


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コメントする3

  1. 名無しさん

    なまはげ見て温泉はいりたい・・・
    冬の東北、サイコー
    あ、ネイガーに会いたい

  2. すあま

    男鹿市民です(^.^)ご紹介して頂き嬉しいです!
    男鹿温泉に宿泊した際は是非、なまはげ太鼓も堪能してください!「五風」という、なまはげ太鼓が見れる施設があります。
    観光客だけではなく、県民も大好きななまはげ。もっと知名度を上がるのを願ってます♪

  3. なまた

    なまはげ 色々なところに出現してるんですね。探す旅も楽しそう!
    太鼓も取り上げて下さい。迫力があるし、身体に響くなまはげ太鼓 堪能してみてください。

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