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新進気鋭の若手クリエイターに聞く「あなたの30年後を教えてください」

YouTuberやeスポーツプレイヤーといった職業が世間に認知されるようになり、SNSを使えば自分という存在を容易に世界へアピールできる時代になりました。
今や、大手企業や公務員として働く人ではなく、自分の好きなことをして生きている人が、憧れの対象になったと言っても過言ではありません。

今回はそんな自分の好きな世界に飛び込み、未来を期待されている3人の若手クリエイターにインタビューをしました。テーマは自分の30年後についてです。

無駄づくり発明家 藤原麻里菜

インタビュー1人目は、日常で役に立たないものをあえて作る、無駄づくり発明家の藤原麻里菜さん。

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頭の中に浮かんだ‟不必要な物”を作り上げる「無駄づくり」を主な活動とし、2018年に開催した海外での初個展では、2.5万人以上の来客数を記録。YouTuberとして作品づくりの過程を公開するなど、多彩なコンテンツを擁している。

――――藤原さんにとって「無駄」とはどんな存在ですか?
datesan
無駄は、今後の時代の新しい価値になるものだと思ってます。
生産的ではないけれど愛らしい人間の無駄な部分を「無駄づくり」で表現していきたいなあと思っています。

――――今から30年後のあなたは現在の活動を続けていると思いますか?そして自分の発明品がその時、どんな役割を担っていてほしいですか?
datesan
56歳で無駄づくりしてても怖いんで、ニューヨークとかでカッコよく生きてたいです。カッコよく、お金持ちになってたいです。と、夢を持ちながらも、結局は無駄づくりを続けてそうですね・・・。

発明品に関して言うと、自分から役割を提示しないようにしています。時代に沿って、無駄づくりがいろいろな役割に変化していったらいいなと思います。今は、アンチテーゼ的な感じで無駄づくりをやっているつもりが結構みんなに受け入れられて、SNSでも面白いと言ってくれる人が多くて、すごく嬉しいです。30年後も、今のように無駄なことを受け入れて楽しめるような‟余裕”が社会全体にあったらいいな、と勝手に思ってます。

――――自分の将来に悩んでいる若者に向けてメッセージをお願いします。
datesan
将来に関しては悩むのが当然で、永遠に悩み続けるものだと思います。それを受け入れて悩みつつ楽しみつつ生きていけばいいのではないでしょうか。こんな私が言っても説得力がないのですが・・・。



うどんアーティスト 小野真広

「音楽とうどんの融合」をテーマに、音楽に合わせてうどんを打つライブパフォーマンスを行っている「小野ウどん」こと小野真広さん。

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手打ちうどんのパフォーマンスを主力とし、出張専門讃岐うどん職人の白麺士こと「小野ウどん」として活躍中。うどんを打つリズムとロックミュージックを融合させた「UDON is ROCK」を誕生させ、その異例のパフォーマンスが海外からも高く評価されている。

――――本来食材である「うどん」をパフォーマンスに使用していますが、なぜ「うどん」?
onosan
「僕はうどんに人生かけているから」としか・・・。
うどんで、普通のことをやっても注目されない。それなら、うどんと正反対のものである音楽を組み合わせたら、面白いんじゃないかなと。

――――大学卒業後、サラリーマンとして働いたそうですが、なぜ辞めてしまったのですか。
onosan
サラリーマン、向いてなかったですね。
採用コンサルティング系でしたが、人間関係が悪く、失敗したらひどい仕打ちをされ、最終的には心身ともに限界を感じたので辞めました。

――――現在、うどんパフォーマーとして活躍してますが、今から30年後も続けていますか?
onosan
5,6人の弟子がいて、海外でパフォーマンスをしています。世界を股にかけてロックにうどんを打っていると思いますね。はい。

――――若者に向けてメッセージをお願いします。
onosan
やりたいことを叶えるためには何ができるか、それに人生をかけた方がいいです。口だけで実際に行動を起こさないのは意味がわからないじゃないですか。辞めたいんだったら辞めるために全力尽くす。それだけです。はい。

女性鬼師 伊達由尋

日本の伝統工芸品である「鬼瓦(おにがわら)」を製作する、鬼師の伊達由尋さん。鬼瓦とは、主に日本式建築の屋根の端などに、家や家族を守るお守りとして付けられています。鬼瓦という名前ですが、鬼の顔をしたものはごくまれで一般家庭の屋根に付くことはほとんどなく、主に雲や水、植物などを模したものを付けます。

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元アイドルであり、現在は最年少の伝統芸職人として活躍。2017年に23歳という若さで「愛知県鬼瓦技能評価認定協議会」の実技と学科試験の中級に合格。先祖であり、天才鬼師と言われた浅井長之助の技術や職人魂を受け継ぎながら、女性ならではの観点から作り出されるこれまでにない新しい作品が注目されています。

――――なぜアイドルを辞めてしまったんですか?
datesan1
作品作りとアイドル業の両立が難しかったからです。
たまに舞台の上でまた踊りたいなと思うことはありますが、作品作りが楽しいので後悔はないです。

――――一般的な鬼瓦のイメージとは違う女性らしい作品を作られていますが、伝統に自分らしさを吹き込むのは、なぜですか?
datesan1
私と同年代の人に興味を持ってもらうにはどういう風にしたらいいか、私なりに考えて作品を作っています。
昔ながらの技術を伝えるのは手慣れの鬼師さんたちにやっていただいて、私は現代の人に合わせた可愛らしいデザインの鬼瓦を作って、若い人にも手に取ってもらえたらいいなと思っています。

――――今から30年後も鬼師を続けていると思いますか?そしてその時、鬼瓦は世界でどのような存在になっていて欲しいですか?
datesan1
このままいけば、30年後も作品を作り続けていると思います。
その時には、鬼瓦というものが世界的に知られるようになっていて、本来の屋根の装飾という役割以外にも芸術作品として評価されていたら嬉しいです。

――――現在、自分の将来に悩んでいる若者に向けてメッセージを頂けますでしょうか?
datesan1
やりたいこと、やりたくないこと、どららもあると思います。
やりたいことが出来ている場合は、それを一生懸命やることが大事。やりたくないことをやらなければならない時でも、追求していけばその中に楽しみが見つけられると思うんです。それを実践してもらいたいです。

将来に悩んでいる人や、現状に不満を持っているあなたへ

インタビューをする前は、失礼ながら何の苦労もせずに、パッと成功した。そう思っていた彼女たちですが、小野さんのサラリーマン時代の苦労話や、伊達さんが作品づくりに集中するためにアイドルを辞めた決断など、皆何かしらの苦悩や葛藤を乗り越えながらここまでやってきたということが分かりました。

そんな3人はオリコ提供のweb動画にて、それぞれの‟かなえたいこと”を宣言しています。かなえたい夢に向かって突き進む3人の姿勢がかっこいいのでぜひご覧ください!

https://youtu.be/ML-1AypF6qM

提供:かなえる、のそばに。 オリコ

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