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粋なサプライズも!『パーティで女の子に話しかけるには』ジャパンプレミアレポート

『パーティで女の子に話しかけるには』作品概要

「生涯のベスト1」の呼び声も高い名作、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を手掛けたジョン・キャメロン・ミッチェル監督の最新作『パーティで女の子に話しかけるには』が12月1日(金)に公開となります。本作には若手人気女優のエル・ファニングと、史上最年少でトニー賞主演男優賞を受賞した実力派俳優のアレックス・シャープが出演。さらにオスカー女優のニコール・キッドマンが、若いパンクロッカーたちを率いる女ボスという斬新な役に挑戦していることでも、大きな注目を集めています。

あらすじ

パンクなのに内気な少年エンは、偶然もぐりこんだパーティで、反抗的な瞳が美しい少女ザンと出会う。大好きなセックス・ピストルズやパンク・ファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋におちるエン。だが、ふたりに許された自由時間は48時間。彼女は遠い惑星へと帰らなければならないのだ。大人たちが決めたルールに反発したふたりは、危険で大胆な逃避行に出るのだが──。

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© COLONY FILMS LIMITED 2016



ジョン・キャメロン・ミッチェル監督とは?

アメリカはテキサス州出身の映画監督、俳優、脚本家、プロデューサー。監督、脚本、主演を務めた代表作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』 を始め、他に『ターネーション』、『ショートバス』、『ラビット・ホール』などを手がけています。

ジョン・キャメロン・ミッチェルさん公式Instagramアカウント(@hedwigonbway)より

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』はオフ・ブロードウェイで上演されたミュージカルと、その映画化作品。世界的有名歌手のマドンナが同作の楽曲の権利を手に入れようとしたことは有名な話です。

ロック・ミュージック界において最高傑作との呼び声高い同作は、旧東ドイツ生まれの性転換ロック・シンガーであるヘドウィグの壮絶な半生がテーマとなっています。自身の魂の歌と共に綴られる激動のストーリーは、「ヘドヘッド」という熱狂的ファンたちをも生み出しました。

『パーティで女の子に話しかけるには』イベントレポート

ジョン・キャメロン・ミッチェル監督が来日!ジャパンプレミアに行ってきた

監督であるジョン・キャメロン・ミッチェル氏と山本耕史さんが、『パーティで女の子に話しかけるには』ジャパンプレミアにてトークセッションを繰り広げました。山本耕史さんは、舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で過去3回に渡って主人公ヘドウィグを演じています。

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本作のテーマであるパンク音楽について、「今の若者はSNSの更新で手一杯みたいだけど、僕は彼らにもパンクスピリットを持って欲しいと思っているんだ。パンクの精神は健康的な反抗心だからね。」とジョン監督。

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パンクのゴッドマザー的な存在であるボディシーアを演じたニコール・キッドマンに対して、今回は普段の彼女が演じる役と違い、意地悪で下品なセリフを入れるなど、ヒールな要素を入れたと明かしました。

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© COLONY FILMS LIMITED 2016

また、主人公が恋に落ちる異星人・ザン役のエル・ファニングに対しては、「彼女はとてもプロフェッショナルで才能がある人だから、今まで仕事をした女優の中で一番楽しい撮影だった」と賞賛する場面も。

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© COLONY FILMS LIMITED 2016

エイリアンたちやパンクファッションは、70年代をコンセプトにしました。僕ら人間もエイリアンも、70年代に思いを馳せるからです」と、どこか懐かしさを感じる劇中のヒミツも明らかにしました。

セッション中は、「僕のInstagramのストーリーに載せるよ」と、会場に来ていたお客さんをスマホで撮影するなど、陽気な様子を見せていた監督。ファンサービスに満ちたトークで、会場も大いに盛り上がっていました。

山本耕史さんが登壇すると監督に花束を贈呈し、9年ぶりの再会に文字通り華を添えます。

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「(本作は)懐かしさや近未来感など、色々な要素がありました。ジョンの心が、よりアートとして昇華した感じがしますね」と山本さんが感想を述べると、「小さい頃からファンタジーやSFが好きだったので、今回初めてラブストーリーと融合させることができた」と、監督も夢を実現できたことの喜びを噛み締めていた様子。

最後のフォトセッションでは、即興で『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の劇中歌『オリジン・オブ・ラブ』をデュエット。粋なサプライズにファンたちは大興奮!会場からは歓声が沸き起こりました。

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「アーティスティックで、まるで大学生のデートのような懐かしい気分になれる作品。僕は行ったことないけどね(笑)」と山本さんが語る本作。ぜひこの映画を観て、青春時代を思い出してみてはいかがでしょうか?

『パーティで女の子に話しかけるには』作品情報
■監督・脚本:ジョン・キャメロン・ミッチェル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』
■原作:ニール・ゲイマン『パーティで女の子に話しかけるには』
■衣装:サンディ・パウエル『キャロル』、『ベルベット・ゴールドマイン』
■出演:エル・ファニング『20センチュリー・ウーマン』、アレックス・シャープ
ニコール・キッドマン『LION/ライオン ~25年目のただいま~』
■配給:ギャガ

『パーティで女の子に話しかけるには』は12月1日(金)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて順次ロードショー!詳しくはこちら