「生まれ変わっても一緒になろうね」という台詞は、日本では最上級の愛情を示す言葉ですよね。しかし国や宗教が違う場合、思い通りの伝わり方にならない場合も…。
インスタグラムでアフリカ系アメリカ人の旦那さんとの暮らしを発信しているチコさんは先日「宗教の違いによる弊害」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
ある日「今回の仕事も忙しかった〜」と、クタクタになりながら帰宅した旦那さん。家族のために一所懸命に働いてくれる旦那さんを見て、チコさんは「生まれ変わっても一緒になりたいね!」と告げるのですが…。
チコさん「生まれ変わっても一緒になりたいね!」 提供:チコさん
愛の言葉を伝えたのにもかかわらず、なぜか困ったような顔をする旦那さん。その理由が、とても興味深かったんです…。
困り顔の旦那さん。提供:チコさん
国際結婚をした夫婦の「宗教の違い」に関してを綴ったこの漫画。当時の心境やそのほかの考え方の違いについて、投稿者のチコ(@chiko_0913.2022)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――旦那さんの発言を聞いたときの心境を教えてください。
チコさん:正直、困った顔をされるとは思っていなかったので、理由を聞くまでは悲しかったです。 普段は熱心なキリスト教徒じゃないくせに、こんな時だけキリスト教徒ぶって!とも思いました(笑)
――漫画にしたエピソード以外にも、宗教によって考え方が異なることはよくあるのでしょうか? 印象深いエピソードがあれば教えてください。
チコさん:結婚してからよく二人で考えるのはお墓についてです。アメリカのお墓は基本的に個人墓で、家族で同じ所に入りません。私は一人でお墓に入るのが寂しいので、家族で入る大きなお墓を建ててくれないかと打診中です。また、キリスト教では基本的に土葬なのですが…私は仏教徒なので火葬にしてくれと言っています。しかし今のところ「骨を拾いたくない」と拒否されています(笑)
――宗教がちがう者同士で生活する上で、工夫していることや気を付けていることなどがあれば教えてください。
チコさん:二人とも宗教に熱心ではありませんが、お互いの宗教の悪口は言わないようにしています。相手が今まで信じてきたものを大切にしたいですし、宗教が原因で喧嘩なんてしたくありませんから(笑)けれど、なるべくお互いの宗教イベントは行うようにしています。キリスト教ならイースターやクリスマス、仏教なら節分やお盆。自分の信じてるものしか受け入れないのは、国際結婚ではかなり無理がありますから。ちょっと一歩下がって、おたがい譲り合うのがコツです。
宗教の考え方の違いから、チコさんの愛の言葉を受け流した旦那さん。なんとも興味深いすれ違いに、なるほど〜と頷いてしまう投稿でした😇
作品提供・取材協力:チコ
ブログ:ぼっち主婦チコのアメリカ日記
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