世界には先天的な病気や不幸な事故で義手を必要とする人たちがいます。しかし、通常、義手は数万ドル(日本だと数百万円)する上に、特に子どもたちは成長が早いので、すぐにサイズが合わなくなってしまいます。そのため、常に新しい義手を使い続けるのはとても困難です。
しかし、E-Nableというボランティアコミュニティが作っているこの義手は違います。
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E-Nableはメーカーや医療専門家、教師、義手を必要としている方の家族などのボランティアから成り立つオンラインコミュニティです。彼らは2012年に公開された義手のオリジナル案を進化・改良しており、3Dプリンタを使用してパーツを印刷して、義手が必要な方々に使い方や作り方などを指導しています。
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彼らの義手の主な特徴は、従来のものに比べて低価格であることや、バッテリーなどが必要なく非常にシンプルな構造をしていることなどがあります。さらに、あえて本物の手に似せていないため、子どもたちの目にはまるでスーパーヒーローの手のようにかっこ良く映るということです。そのため子どもたちにこの義手を気に入ってもらえることが多いといいます。
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2013年にスタートしたこのプロジェクトはこれまでに、5,400人以上のボランティアの手によって6,000もの人たちに義手が届けられました。今後も、彼らの温かい手がたくさんの人々に差し出されることでしょう。
実際に義手の動きや、それを使っている子どもたちの嬉しそうな笑顔をこちらからご覧ください。
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