そんな疑問を持った青森県の女子高生たちが、あるとり組みを始めて話題になっています。
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その取り組みとは、殺処分された犬の骨を土に返して、その土から花を咲かせる「命の花プロジェクト」。これは「青森県の殺処分をゼロにしよう」という目標のもと、平成24年からら青森県立三本木農業高等学校動物科学科愛玩動物研究室が始めた運動です。
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きっかけは三本木農業高校の生徒たちが、青森県動物愛護センターへ見学で目の当たりにした、殺処分された動物たちの骨がゴミとして捨てられるという現実を知ったことでした。生徒たちは、大きなショックを受けたと言います。
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そんな辛い現実が、少しでも変わることを願って始まった「命の花プロジェクト」。生徒たちが殺処分された犬や猫の骨を自分たちの手で砕き、土に混ぜてマリーゴールドの花を育てる活動です。
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動物の骨を砕くとき、生徒たちの目には涙が溜まっていました。骨の中から見つかる首輪や鈴が、また一層辛い現実を教えてくれたと言います。
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このプロジェクトには、賛成の声ばかりではありませんでした。「お前ら呪われるぞ」「夢に出てくるからやめてくれよ」そんな批判の声も多く聞かれたそうです。その批判の多さから、こんなことを続けていいのかと生徒たちは疑問に思ったこともありました。それでも生徒たちをつき動かしたもの、それはもっと長生きできたはずの動物に対する、生徒たちの悔しいという思いでした。
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作業を始めて1ヶ月。
自分たちで砕いた骨が、初めて花となってこの世に生まれ変わりました。
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咲いたマリーゴールドは、活動に感動してくれた人や鉢上げを手伝ってくれた人々に配れらました。人間の身勝手で失われた命が、また新たにこの世に生まれ変わり人の手に渡っていきます。
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「命の花プロジェクト」はテレビや書籍などでも取り上げられ、多くの人に認知され始めています。
命の花プロジェクト感動した。 殺処分無くしたい。 日本はなんでこんな残酷なことができるのだろう。
— うに (@0410uni) July 12, 2015
命の花プロジェクト泣いた、犬猫を飼いたい人は保健所や里親募集の所から出会って欲しい。
— ほち芋 (@marumotyan) July 12, 2015
命の花プロジェクト 素晴らしいと思います❗️ 命と真剣に向きあっている高校生の姿に感動しました。
— なおみ (@Julie26pee) July 14, 2015
命の花プロジェクト泣ける 人間と動物の命の差 ほんとそれな 命の重さはみな一緒
— 美麗@屑の王 (@bm_heresy_17) July 12, 2015
生徒たちはこの活動を通して、命の尊さに自ら触れて学んでいます。活動が世間に広まることで、批判や疑問の声も増えているのも事実です。それでも殺処分ゼロへ向けて何ができるのか、これからも活動は続きます。生徒たちが思い描く、動物に優しい社会が実現することを願います。
https://www.youtube.com/watch?v=42dMHBTz5WY
青森県立三本木農業高等学校「命の花プロジェクト」:公式サイト
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殺処分と言う言葉が 無くなる事を願います
全国に広められたら。。