スウェーデンに住むパラデューマさんとキャロラインさん夫婦は、40年間も一緒に連れ添ったまさに理想のカップルです。
そんなおしどり夫婦の2人ですが、実は夫であるパラデューマさんはその昔、偉業とも言える驚くべき方法で妻への愛を示しました。
自転車でインドからスウェーデンへ愛を伝えに行った
2人が出会う前、パラデューマさんは貧しいながらも芸術大学の生徒でした。とても優秀な生徒で、その名声はスウェーデンにいたキャロラインさんのもとにまで届きました。そこでキャロラインさんは彼に絵を描いてもらうためにインドへ渡りました。出会った２人はすぐに恋に落ちて結婚したのですが、キャロラインさんは母国スウェーデンへ帰らなくてはなりませんでした。しかし、パラデューマさんはまだ勉強が残っていたため、一緒に行くことはできなかったのです。
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パラデューマさんはキャロラインさんに「必ず会いに行くから」と約束をして泣く泣く彼女と別れました。ようやく学生としての責務を全うしたあと、今度は経済的な問題が彼を悩ませます。キャロラインさんの待つスウェーデンまで飛行機で行くほどの余裕が無かったのです。そしてパラデューマさんはある決断をしました。
「スウェーデンまで自転車に乗って彼女に会いに行く」
パラデューマさんは時には数日間何も食べず、何度も壊れた自転車を直しながら走り続けました。到着にかかった期間は実に5ヶ月！彼の到着を耳にしたキャロラインさんは、スウェーデンの王族だった親戚とともにすぐに彼を暖かく迎え入れました。
現在パラデューマさんはインド＝スウェーデン間の文化大使に任命されています。この愛の物語は今度映画になるという噂も。この心温まるストーリーが世界中に届けられるといいですね！
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