地球からわずか14光年という超至近距離に、地球型の惑星が発見されました。これまで見つかった生命が存在する可能性のある惑星としては、地球から最も近距離です。その星の名は「ウルフ1061c」。
この惑星は、赤色矮星「ウルフ1061」を周回する3つの惑星の一つで、オーストラリアUNSWの研究チームが発見しました。表面が堅い岩などに覆われ、水や生命が存在する可能性があります。惑星のサイズは地球の4倍強で、重力は地球の約1.8倍。常に片面が恒星の方を向いていて極端に暑く、もう片方は日が当たらず寒いと予測されています。
研究チームのリーダー、ダンカン・ライト博士は、「居住可能な星が私たちのとても近くにあり、宇宙の広さに目を広げると、本当に魅力的だ」と話します。今後、生活が出来るか確認するために、大気の調査を検討するとのこと。ちなみに、今回の発見があるまで、ウィキペディアには「これといった特長がない」と書かれていた地味な恒星でした。
最短距離ですが光の速度で14年。スペースシャトルでも56万年かかる距離です。とはいえ、無限に広がる宇宙の向こう側に誰かいると思うと、ちょっとロマンティックですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-5HhX75yceY
出典:In a galaxy not so far away, a star hosts a potentially habitable planet | UNSW Newsroom
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