株式会社フェリシモ(神戸市中央区)は、猫の肉球の香りを人間が使うハンドクリームにしてしまったという! 『猫の肉球の香りハンドクリーム(人間用)』(50g・希望小売価格 税抜1050円・2015年4月14日予約開始)である。
猫好きの人がその象徴として、愛するのが肉球。ネコの足裏部分のクッション状になった部分。ネコ・ファンなら大抵それで自分の頬などを叩かせてうっとりしたことのある弾力のある柔らかさ。それでいて油断すると爪を立てて傷をつけてくることのある愛憎の混じりあう象徴がネコの肉球だ。
とは言え実際のネコの肉球のエキスを絞り出して…などという虐待製品ではもちろん、ない。ネタばらしをしてしまうと、あくまでイメージとしてのネコの肉球の香り。とは言えネコの肉球に塗るものでもない、人間用である、念のため。
ことの経緯はこう。株式会社フェリシモにはネコ好きの人のための「フェリシモ猫部」というサイトを運営しており、実際に社内にも猫部を構え商品開発をしているとのこと。先日当サイトでご紹介した猫型アイマスクも猫部が開発したものだ。
そして猫部の美容グッズ担当社員から「猫の肉球のようにプニプニしたくなるお肌になれるハンドクリーム」が作れないかなあというアイデアが会議で出て、それなら見た目と香りごと再現できるのでは? ということでSNSでネコ好きの意見を聞きながら開発したそう。
結果として意見が固まり、落ち着いたのは「ポップコーンを甘くしたような香り」。実際の製品を開けてみると、確かに肉球ピンク(ネコの種類・模様によってはこの色ではないが)の色合いのクリームで、フワッとどことなくミルキーな甘い香りがする。ソフトクリームを食べていて手に垂れてきた時のような、はたまた東ハト「キャラメルコーン」のような…。イメージとしては確かにこんな感じではある。
それでも細かいことを言ってしまうと、本物の肉球の香りはその時によって変わるものである。常に毛づくろいをしていて、肉球もペロペロ舐めあげているネコなので、本来は唾液臭。ネコ缶(エサ)を食べた後なら魚臭いし、用便後なら言わずもがな。一番理想的な香りに近づくのは日向ぼっこで爆睡している状態のネコの肉球か。
そういう意味でこの『猫の肉球の香りハンドクリーム(人間用)』は、確かに微かな汗とお日様の香りが入り混じった甘い香りが、そうした寝起きのネコのイメージにピッタリだと思った。
ハンドクリームとしての使用感も実にしっとり。ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分も配合したきちんとしたハンドクリームとして、少し運動して汗ばんだ時のネコの肉球のようなしっとり感を得ることが出来るのだ。ネコ好きにとってはそうしたネコ・ファンタジーを常に身にまとうことができるところがオススメ。キレイ目よりもかわいいタイプの女子に合う香りだ。
ちなみにこの『猫の肉球の香りハンドクリーム(人間用)』の売上の一部は「フェリシモの猫基金」として、飼い主のいない動物の保護と里親探し活動、野良猫の過剰繁殖防止活動などに活用されるというから、真のネコ好きなら普通のハンドクリームよりこちらを優先したほうがいいかも!?
購入はフェリシモ公式サイトにて。
公式サイト:猫の肉球の香りハンドクリーム(人間用)
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