1. 修業は一生涯に及びます。ですから、辛抱もまた一生涯ということです。
2. 苦労を笑い話にできるまで努力する。
3. 苦労しっぱなしだと芸に苦労が染み込んでしまう。だから笑い話になるくらいまで苦労を突き破り、乗り越えろというわけ。
4. 背負った苦労を、一度フィルターにかけて、陽気な笑い話に変える。これが噺家の仕事です。
5. ニ十歳を過ぎた人間にモノを教えることは何もない。ニ十歳を過ぎた人間は大人だ。ニ十歳を過ぎたら自分で気づくよりほかない。
6. しゃべり上手は聞き上手。幾つになっても若手に学ぼうとする心意気と情熱を持ち続けることが大事。
7. 私が古典が大事だと思うのはね、その噺のなかに、今も通じる義理人情の道理ってのが必ず込められているからです。
8. その道が広くなるか狭くなるか。平らな道かデコボコ道か。それは自分の歩き方次第。ことによると、途中で土砂崩れにあうかもしれません。でも、わたしにはこの道しかないんです。
9. 楽になるのは目をつぶる時でいい。苦労するから最期は楽に目をつぶれる。
10. 70にもなって新しい噺をなぜ覚えるのか。死んだ時にもっとやりたかったと思いたくないからです。
11. 自分が大事だと思っていることは、他の人にとってどうでも良いことだったりする。
12. ある種、いい加減にやることは必要。いい加減は「良い加減」ですからね。
13. 辛い時だからこそ笑って欲しい。笑ってもらうために私は噺家になったのだから。
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