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国民栄誉賞おめでとう!伊調馨の強さは亡き母から得たものだった

9月13日、政府は閣議でレスリングの伊調馨選手に国民栄誉賞の授与を決定しました!

伊調選手といえば、先月行われたリオ五輪にて、女子個人種目で五輪史上初の4連覇という快挙を成し遂げたことが記憶に新しいですよね。その功績が認められ、今回このすばらしい賞を授与することになりました。

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twitter.com@Japan_Olympic

とてもおめでたいですね!
しかし、もちろんこの偉業を達成するまで順風満帆に来れたというわけではありません。伊調選手がこの偉業を成し遂げられたのには、最愛の母トシさんの存在が大きく関係していました。

勝利の裏には亡き母の力が

伊調選手の母親であるトシさんは、2014年11月に享年65歳でこの世を去りました。レスリングは未経験でしたが、勝負に厳しく「試合には死んでも負けるな」といつも伊調選手を叱咤激励していたそうです。そんなお母さんを失って初めての五輪だった今回の大会は、伊調選手にとって予想以上に不安でいっぱいでした。

そんななか、見事に金メダルをゲットした伊調選手。最後の試合の後には、その胸にお母さんの遺影を抱えていました。

勝利はしたものの試合の内容はあまりよくなかったと自己評価しており、しかし「こんなに天井を見上げたことはない」「最後はお母さんが助けてくれた」とお母さんの存在の大きさを語っています。もうこの世にはいないけれど、お母さんの力強い応援は伊調選手の中で生き続けるに違いありませんね。

会見では緊張した面持ちで「今後、自分の人生をこれまで以上にもっともっと考えていかなければならないなと」と語った伊調選手。32歳になった彼女がこれから現役で戦い続けるのかそうでないのかはまだわかりませんが、お母さんが笑顔になるような素敵な人生を送ってもらいたいものです。
本当におめでとうございます!

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