RICOさんが語る誤解がこちら。
「もう二度とやらないよ」
twitter.com@kura_sara
「自分ではやめられないよ」
twitter.com@kura_sara
依存症ってこの誤解がなかなか解けないんですよね・・・
言葉で確約することが「認識の甘さ」であって、出来ないことを認めることが「認識の正しさ」なんですけどね。そこからがやっと始まりです。 pic.twitter.com/apmJFvtz7B— RICO(田中 紀子) (@kura_sara) 2016年10月23日
依存症を経験したことのある回復者が、依存症に苦しむ人の「自分ではやめられない」と諦めている言葉に喜んでいますよね。普通に考えると「もう二度とやらない」と言ってくれたほうが、この人は変わってくれたんだと思ってしまいますが、そうではないようです。
「一人ではやめられない、誰かの支えが必要だ」
RICOさんは周囲の人の協力や「認める」ことの大切さを強調します。認められることにより、周囲の言葉にも耳を傾けられ、また同じく依存に苦しむ人たちと経験を分かち合うことができます。
「一人ではやめられない」という考えは、諦めの思考ではなく、自分をしっかり見つめ直せている証拠だったんですね。ここを周囲の人間が理解していないと、せっかくの勇気ある言葉が無駄になりかねません。
この誤解についてはこんな反応が。
これあらゆる場面で言えることで、他人に認めてもらいたいあまり自分を否定するか、あるいは自分を認めることで他人が認めてくれるようで実は過去の自分が否定されるっていうのが誤解なのね。自分を認めた上で受け入れられないと人は生きていけない。https://t.co/jmp5mWbZr5
— Fields(USED) (@fields81113) October 24, 2016
これに思い当たる節あるな。
毎度やらかしているのに、土下座しますとか、このご恩はいつか必ず返しますと言う人。言葉に頼るよね。自分を卑下する言葉はやたら饒舌。自分を分析して、駄目な部分を、認めて欲しいな。「駄目だけどどうしようか」からの歩み寄りが大事だと思う。 https://t.co/pz3kLevyQT— ガンバ@不徳の致すところ (@ganba_dqx) October 24, 2016
わかってない人の善意が恐ろしい。善意でニセ科学を勧めてくる人と同じなんだよね。知らないことを知らない。https://t.co/Z2LBvpuvdw
— SL (@_salt_and_light) October 24, 2016
善意をもってしても、誤解があるのでは結局ありがた迷惑になってしまいます。それでは余計に相手を追いつめてしまうかもしれません。
では依存症に悩む人たちが自身の状況を認め、その後はどうすればいいのか、RICOさんに次のステップを教えてもらいました。
①同じ経験をした仲間達と繋がる
②回復していった過程を聞かせてもらい、自分もやってみる
③自分が回復していったステップを、依存症に悩む他の人に伝える
④伝え続けることで、自分も依存行為をやめ続けることができる
この4ステップを見ていると、依存症は一人でなくみんなで改善していくのが重要だとよくわかります。依存症に悩む人たちを救いたいのなら、支える側は何が正しい処置なのかよく知っておかなければなりませんね。
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