以前、投稿者さんはとあるゲーム開発に携わっていましたが、その際会のリーダーが行っていた会議はミスの責任追求をするだけのいわば「処刑場」のような状態でした。
ゲーム開発時代の話。
開発の中盤、開発は難航していた。
会議はミスやトラブルの責任の追求が中心に行われ、処刑場になっていた。ある日、新しいD(ディレクター)が配属された。
僕の大好きなゲームを作った人だった。— がっきー@『七海の623』1巻発売中! (@gakky88NSR) February 10, 2017
Dが来て初めての会議。
リーダーはいつもの様にミスした者や遅れた者を探し、追求し、叱った。
Dはそれを見て笑った。
「ずっとこんな事してたの?」
「やめやめ!会議のやり方を変えます」— がっきー@『七海の623』1巻発売中! (@gakky88NSR) 2017年2月10日
「まず、進捗の報告は出来てない物、問題のある物だけで良いです。
出来てる物は予定表で分かるから必要無い。
で、その問題がどうすれば解決出来るか、助けがいるなら何が欲しいかだけを話し合おう。」— がっきー@『七海の623』1巻発売中! (@gakky88NSR) 2017年2月10日
「あと問題の犯人探しをやめます。時間の無駄。解決方法だけでいい。」
その発言にリーダーが「問題の所在をハッキリさせるのは重要だ」と異議を唱えたが、「俺は発売までに解決できるならそれは問題じゃないという認識。解決できなかった時は俺が責任取るから。それでいいだろ?」と言った。— がっきー@『七海の623』1巻発売中! (@gakky88NSR) 2017年2月10日
「あとね、皆の前で説教も無し。関係ない人には時間の無駄だし、聞いてる方はたまんないから。後で当事者だけでこっそりやって。」
— がっきー@『七海の623』1巻発売中! (@gakky88NSR) 2017年2月10日
Dのやり方で会議を始めた途端、驚くほど会議はスムーズになった。
会議時間は半分以下に。
社員のストレスは減り、積極性も上がり、スピード、効率が上がった。
皆今まで他人のミスに我関せずだったのが、積極的に助け合うようになった。
会議のやり方一つでここまで変わるのかと衝撃だった。— がっきー@『七海の623』1巻発売中! (@gakky88NSR) 2017年2月10日
新しいディレクターさんがしたことはたったの3つです!
【Dの会議のやり方まとめ】
・進捗は出来てない物、問題点だけを報告。どうすれば出来るか、助けがいるなら何が欲しいかを話し合う。
・問題の犯人探しをしない。
・説教は当人だけ呼び出してこっそり。皆の前でやらない。これだけ。
これだけで劇的に変わったのでオススメ。— がっきー@『七海の623』1巻発売中! (@gakky88NSR) 2017年2月10日
たったこれだけでどん詰まりのプロジェクトに劇的な変化をもたらしました!
そして、がっきーさんが念を押したいところがここの部分。
あと重要なのは『Dが責任を取る』と言った事。
これによって挑戦、実験が可能になり、意見交換やアイデア出しが活発になったんだよね。— がっきー@『七海の623』1巻発売中! (@gakky88NSR) 2017年2月10日
どうしても、自分が失敗したときを考えて腰が引けてしまいますもんね(´ε`;)
しかし、この一言でその恐怖が和らいで会議が活発になります!
日本の会議事情を思い返すと、「ただの犯人探し」などの無意味な会議が多いという印象ですよね。本来会議は今後の仕事を円滑に進めるため、より良いモノを生み出すために行われるモノのはず。
あなたがプロジェクトリーダーになった時は、この方法を試してみてはいかがでしょうか?
Twitter:@gakky88NSR
漫画:七海の623
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