SK-Ⅱが世界11カ国で行った調査によると、日本を含めたアジア圏の女性の約8割が「年齢を重ねることに不安を感じる」と答えたそう。また、日本や同じアジアの中国や韓国においては、30歳未満の半数以上の女性が「ふさわしい結婚相手を見つけられるかどうか」が年齢を重ねることへのプレッシャーを感じることに関係していると答えています。その多くが、期限を30歳だと捉えているようなのです。
そんな現代社会にメスを入れる衝撃的なキャンペーンが賛否両論巻き起こしています。
『年齢って何だろう』キャンペーンの真意
そのキャンペーンとは、コスメブランドのSK-IIが世界で展開しているキャンペーン「#changedestiny」の一つ、『年齢って何だろう』。これは「運命を変える力は、あなた自身の中にある。誰かに決められた期限なんてない。」というメッセージを贈るために発足しました。
その一環として公開された動画が、衝撃的だと物議を醸しているんです。
その動画がこちら。
動画に登場する日中韓の女性たちの腕には、期限マークが。生まれた日付と、30歳を迎える日付が記されています。後半では登場人物の女性たちが「自分には期限などない」と実感し、腕からそのマークが消えるという内容です。しかし「女性は生物学的に見て、子どもが欲しいのであれば期限がある」などと非難する声も上がっているのも事実です。
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しかしこの期限マークにはSK-Ⅱの強いメッセージが込められています。それは、「社会的、もしくは他人からのプレッシャーに負けず、自分が好きな人生を歩んで欲しい」「運命を変える力は、あなた自身の中にある。誰かにきめられた期限なんてない」ということ。だからこそ、動画の後半でそのことに気づいた彼女たちの腕から期限マークが消えるという演出がされていたのですね。
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この動画に関する街の人の反応は、クレイジー編集部が街頭インタビューで調査したこちらの記事をチェック。
海外からも注目されているSK-Ⅱのキャンペーン
SK-Ⅱの「#Change Destiny」の目的は、女性に自分の運命は自分で変えられるものだというメッセージを通じて、少しでも世の中の女性に勇気を与えるということ。そのスローガンの元、上記で紹介した『年齢って何だろう』以外に、これまでにも数多くのキャンペーンを行ってきました。
その内の一つとして公開された動画『婚活マーケットを乗っ取ろう』は、世界中の人たちに衝撃を与えました。
婚活マーケット(マリッジマーケット)というのは、中国の多くの都市部で開催されるもので、そこでは両親が自分たちの息子や娘の身長や体重、給与から性格までも記載した個人広告を掲示したり、その逆で釣り合う人を見つけようと婚活広告を一枚一枚比較していたりと、そのような文化がない日本人にとっては衝撃的な光景が広がっているそう。
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愛があるからこそなのかもしれませんが、親たちの過度な期待を背負った独身女性たちにのしかかるプレッシャーははかりしれません。そんな重圧を背負った女性たちにインタビュー、さらにその婚活マーケットを逆手に利用した企画を行った様子が動画になっています。
逆手にとった企画というのは、その婚活マーケットで独身女性たちが素直な気持ちを表明し、自分たちの親に見せて理解してもらおうというもの。
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独身女性たちからはこんな力強いメッセージが。
「結婚のためだけに結婚したくありません、それでは幸せになれません」
「独立していることは素晴らしいライフスタイルであり、私が希望している人生そのもの」
親の気持ちを考えると心苦しい気持ちにもなりますが、人生はあくまで自分のもの。納得いく形まで妥協しないのも一つの生き方です。
この『婚活マーケットを乗っ取ろう』以外には、『もう一度夢をみる』そして『自分のDNAの限界を超えて運命を変える』など女性を応援する動画も公開されています。
『もう一度夢をみる』は、家事や育児に追われる主婦にフォーカスを当てた動画です。
子どもを持つお母さんたちに「もう一度夢を持ってもらおう」と、カウンセリングを受けてもらう様子が映し出されます。
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しかし実は、お母さんたちと対話している相手はそれぞれ自分の子どもだったのです!
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子どもたちからの無垢な質問に、どんどん目の輝きを取り戻していくお母さんたち。この動画には「純粋な気持ちを思い出した」「なんど見ても心が震えます」といったコメントが寄せられています。大人になって忘れてしまった自分の夢を、この動画によって思い出させられた人がたくさんいるようです。
キャンペーンに賛同する人多数
今回公開された『年齢って何だろう』には、多くの賛同の声が寄せられています。その意思表示として、Instagramでハッシュタグ「#why30」と投稿する人たちや、動画コンテンツを制作するYouTubeユーザーたちもいます。
日本や中国など様々な国籍の人たちが参加しています。
その中には男性の姿も。
また、CAのChiakiさんは『私は対人恐怖症からCAになりました ❘ 海外で学んだ人生のレッスン』というタイトルで動画を制作。
https://www.youtube.com/watch?v=PCnrdXxN9fM&t=644s
男女問わず、SK-Ⅱの「運命を変える力は、あなた自身の中にある。誰かに決められた期限なんてない。」というメッセージに心を打たれた人々は多いようです。
また、『年齢って何だろう』の動画は海外でも大きな反響があり、HUFFPOST KOREAやVICEなど様々なメディアで取り上げられています。英語圏の人たちからは『年齢って何だろう』に対してこんなコメントが。
社会的な圧力には全力で反対!
アジア人はなんでこんなに年齢のことを気にするんだろう・・・。
日中韓以外の人たちも動画に関心があるようです。年齢にとらわれるなんてもったいないという意見がほとんどでした。
荒川静香さんからメッセージ
『年齢って何だろう』に賛同している、フィギュアスケーターとしてはかなり年齢が高めとされる24歳でトリノ・オリンピックの金メダルを獲得した荒川静香さんからはこんなメッセージが届いています。
現在35歳の荒川さんだからこその言葉です。
年齢を重ねることは決して悪いことではありません。それまでの積み重ねを糧に、一度しかない人生、自分の思う通りに楽しめるような社会になるといいですね。
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良いんじゃないかな
そうやって輝くワタシを満喫したまま閉経迎えて絶望すればいいと思うよ
そういう人が子供育てると子供まで現実逃避でおかしくなっちゃうからね