写真提供:土屋ホーム
史上最多8回目の冬季オリンピックの出場が決まり、先のオリンピックでは個人銀メダルを獲得したスキージャンパーの伝説的存在、葛西紀明さん。2014年ソチオリンピックで銀メダルを獲得し、平昌オリンピックでの活躍も期待される、スキージャンパーです。
そんな葛西さんが、35年間企業秘密にしていた「疲れない体」と「折れない心」を得るための秘訣を教えてくださいました。
1. 笑顔になれば、マイナス思考もなくなる
笑顔が印象的な葛西さん。でも、20代の時はほとんど感情を表に出さず、無愛想すぎて「鉄仮面」なんて呼ばれていたそう。
笑っていると自然とプラス思考になり、自分だけでなく周りも幸せな気持ちになります。感情を表に出すのが苦手な人でも笑顔さえつくれば、ネガティブな言葉も減りますし、結果もついてきますよ。
2. 汗を流すと、疲れも流れ出る!
明日頑張らなきゃ!でも、ちょっと疲れてる・・・。そういう時ほど、ゆっくり休んだ方がいいと思いがちです。しかし、そんな時はあえて汗をかく運動をするんです。
すると、それが逆に疲れた体を回復させ、次の日シャキッと動けるようになります。ジョギングや、サウナなど汗を流す行為全般が、体を回復させるコツです。
3. 最高の結果は、最高の睡眠から!絶対に妥協しない!
睡眠は明日のコンディションを作るための、大切な要素です。ベッドの硬さや大きさは、宿や国によって違うので、マットレスや枕を持っていき、自分の過ごしやすい環境づくりをするようにしています。
最近は旅行用の枕などもあるので、出張時などには携帯してみてはいかがでしょう。
4. やらない勇気も、明日へとつながる
スポーツマンといえばランニング! 葛西さんも毎日欠かさずにランニングをしているのか伺ったところ、実は年の3分の1ぐらいはお休みするそう。
疲れているときほど汗をかくようにしていると言いましたが、それは肉体面。
気持ちの面で、「走りたくない」「無理するとよくないかも?」感じる時に、根性で走ろうとすると、それは体や心に良くありません。
ランニングやダイエット、はたまた勉強、禁煙・・・etc、続けたいことがあるのならば、あえてやらない勇気を持つことも大事ですよ。
5. 脳を疲れさせないようにすると、強いメンタルが身につく
若い頃は、本番ギリギリまで必死に練習をすることが多かったのですが、ある試合で試技を跳ばずに本選に挑んだところ、期待以上の結果が出たことがありました。
練習で体を休ませることは、それ以上に脳を休ませることにつながります。集中力には体よりも脳の疲れの方が影響すると気付いたんです。
ベストパフォーマンスを引き出すためには何が必要か?固定概念にとらわれず見直してみるのもいいかもしれません。
6. ワクワク感と新たな挑戦が「折れない心」をつくる
35年以上も競技生活を続けている葛西さん。しかし、辞めたいと思ったことは一度もないそう。
長く強くモチベーションを保てている理由は、「ワクワク感」を呼び起こす事と「新しいチャレンジ」を欠かさないことです。自分の初体験の瞬間や、楽しいと思った時の「ワクワク感」を大切にするようにしています。
また、「新たなチャレンジ」は自分の再発見や、苦手意識の克服につながります。私も30歳を超えて「英会話」に挑戦したり、ビーチバレーや綱渡り(スラックライン)をトレーニングに取り入れるなど、貪欲に様々なものに取り組むようにしています。
この「ワクワク感」や「新たなチャレンジ」こそ、「折れない心」をつくるための重要な要素だと考えています。
7. さいごに
45歳の今なお、国内にとどまらず海外でも尊敬を集める葛西さん。そんな彼が35年間「企業秘密」にしてきた「疲れない体」と「折れない心」のつくり方を余すことなく1冊にまとめた本『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』が発売され、早くも9万部を突破するベストセラーに! 今回ご紹介した内容の詳細や、三角形の法則、呼吸法(レジェンドブレス)、下半身鍛錬、体幹トレーニング、葛西さんのエピソードなど30のメソッドが紹介されています。 正月明けで学校や仕事に疲れたという方、今年こそチャレンジしたいものがある方、この本読んで効率的に動けるメソッドを学んでみませんか?
イラスト:二階堂ちはる
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葛西さんは猫好きかな?
やっぱりかっこいい!
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