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お酒入りチョコでも「飲酒運転」になるの?弁護士に聞いてみた

お酒入りチョコでも「飲酒運転」になるの?弁護士に聞いてみた

記事提供:交通事故弁護士ナビ

ラム酒やブランデー、またはウイスキーなど、アルコールが含まれたチョコレートはさまざまな種類が販売されていますね。

ここで気になるのは、

「チョコレートの中に含まれたアルコールを摂取することは、飲酒と同じ扱いになるのか!?」

ということ。

もしこれが違反になるとしたら、筆者も相当な回数飲酒運転をしてきてしまったような気が…。

アルコール入りチョコレートを食べた後に車を運転することは、罪を犯す気がさらさらなかったとしても、法律違反となってしまうのでしょうか…?

飲酒運転とは?

そもそも飲酒運転の定義とは、どういったものなのでしょうか?

飲酒運転には、

  1. 呼気からアルコールが一定の基準(0.15mg)以上検出される「酒気帯び運転」
  2. アルコールを飲んだかどうかは関係なく、行動や言動から明らかに酔っていることが確認できる「酒酔い運転」

の2種類があります。

酒を飲んで運転して酒気帯びや酒酔いで検挙されるのは当然ですが、ここで気になるのは、【酒入りチョコレートを食べた後に酒気帯び運転で検挙されたケース】です。

実際にはお酒を飲んでいないのですから、「いやいや、チョコレートを食べただけですけど…」と主張したいところですが、果たしてこの主張は通じるのでしょうか…?

ウイスキーボンボンは食べていい?

酒入りチョコレートで有名な、「ウイスキーボンボン」。こちらを例に考えてみましょう。

こちらは少量のウイスキーをチョコレートでコーティングしたものですが、もはや名前に「ウイスキー」という言葉が入っていますから、明らかにお酒が入っていることがわかりますね。

このウイスキーボンボン。1個約8グラムの中に、約3%のアルコールが含まれています。ということはつまり、1個当たり0.24グラムのアルコールが入っていることになりますね。

アルコール度数5%、内容量350mlの缶ビールで同じように計算すると、缶ビール1本当たりには17.5グラムのアルコールが入っていることがわかります。

このビールと同じ量のアルコールをウイスキーボンボンから摂取しようとすると…。

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なんとその数73個!

つまり、73個のウイスキーボンボンを食べることができれば、缶ビールを飲んだ場合と同じ量のアルコールを摂取したことになります。そのため、このような状態で呼気検査を受けたなら、上記の酒気帯びの基準数値が検出されてしまう可能性は十分あるでしょう。したがって、この場合は酒気帯び運転として逮捕されるかもしれないということです(笑)。

73個のウイスキーボンボンを1日で食べるためには、1時間に約3個食べる必要があります。睡眠時間を6時間とすると、1時間に最低でも4個食べなくてはなりません。15分に1個ペースです…。

これはもはや、酒気帯び運転で捕まる以前に、糖分の摂り過ぎで病気になることを心配した方がよさそう…。

普通はこんなペースでウイスキーボンボンを食べることはないので、缶ビールと同じ量のアルコールを摂取することは現実的には難しそうですね。

食べた直後は引っ掛かる可能性も

ウイスキーボンボンが原因で酒気帯び運転になることは、あまり現実的ではありません。

しかし、ウイスキーボンボンを食べた直後だと、話はまったく変わってきます。

ウイスキーボンボンのような微量のアルコールであれば、食べてから20分ほどで体からアルコールは流れ出ていきます。しかし、ウイスキーボンボンを食べた直後の場合、こちらのニュースのように、アルコール検査に引っかかってしまう可能性もあるのです。

ウイスキーボンボンにアルコールが含まれていることは事実ですから、こちらのニュースのように、それを食べてアルコールが酒気帯びや酒酔いの検査基準値に達してしまったような場合は、違反の責任を取らされる可能性があるということですね。

アルコール入りのお菓子はどんなものがある?

ウイスキーボンボン以外にも、

  • 明治 メルティーキッスくちどけラムレーズン
  • ロッテ バッカス
  • 小枝PREMIUM 薫るウイスキー
  • キットカット 日本酒

など、アルコール入りのお菓子はさまざまな種類が存在します。

例えば、「キットカット 日本酒」は、1個35グラムのうち0.8%のアルコールが含まれています。

これを先ほどのウイスキーボンボンと同様に計算してみると…。

缶ビールに相当するアルコール分を摂るためには、約22個を食べる必要が。1日の睡眠時間が6時間とすると、1時間に1.2個のキットカットが必要となります。

先ほどのウイスキーボンボンと比べると、1日22個はなんだか少ない感じがしてしまいますね(笑)。

しかし、仕事の疲れから糖分を欲することはよくあると思いますし、1時間に1個のキットカットくらいなら普通に食べている方もいると思います。さらに、眠気を覚ますために栄養ドリンクをよく飲む方もいるかと思いますが、栄養ドリンクにもアルコールは含まれているので注意が必要です。

さらにさらに、歯磨き粉や清涼飲料水にも微量のアルコールが含まれていますから、実はもう自分の知らないところで1日中アルコールを摂り続けている、ともいえるんですよ…。

例えば、

朝ご飯を食べて歯磨きをし、就業中は1時間に2個のキットカットを食べ続け、お昼のデザートにブランデーケーキを1つ食らい、一番眠くなる午後の3時にリポビタンDをグイっと2本飲み干す。

仕事を終え、車に乗り込み、糖分摂取のためにウイスキーボンボンを食べながら、一日の疲れを癒すためにノンアルビール(微量にアルコールが含まれているものもあります)を飲む。

一滴もお酒は飲んでいませんが、こんな1日を過ごしてから帰宅しようとすると、思ってもみないところで検挙されることがないとは言い切れません。

「ウイスキーボンボンを食べただけだ」と弁解しても、検査結果が基準値に達してしまえば違反の責任を取らされる可能性が大きいです。

警察からは、「アルコールを摂取したかどうか」ではなく、「アルコールチェッカーに反応したかどうか」で判断されてしまうので、お酒以外からアルコールを摂り続けるのはかなり危険です…。

体質によってアルコールの反応は違いますが、お菓子や栄養ドリンクにもアルコールは含まれているということは、特に車を運転する方は理解しておいた方がいいですね!


この記事を監修した法律事務所

写真プラム総合法律事務所
梅澤康二 弁護士
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

ライター:交通事故弁護士ナビ編集部

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コメント4

  1. 料理酒 みりん等のアルコール入り調味料の場合はどうなんだろ

  2. やみー

    奈良漬は危険な感じがする…

  3. 繭妃

    義歯安定剤は…?何かそんなの見た。

  4. よく聞くのは奈良漬食べて捕まったってやつですなぁ

(名前を入力しないとこの名前で投稿されます。)

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