ところで、みなさんは今回発表された元号がどんな由来を持っているかってご存じですか?自分で調べるとなるとなかなか骨の折れる作業ですが…幸いなことにTwitterユーザーの東雲さんが先日「各元号のもとになった文章」を短いつぶやきとしてまとめてくれていました。それがこちら。
明治「明にむかいて治むる」
大正「大いに享るに正をもってす、天の道なり」
昭和「百姓昭明なり。万邦を協和せしむ」
平成「地平らぎ天成り、六府三事、まことに収まる/父は義、母は慈、兄は友、弟は恭、子は孝、内平らかに外成る」令和「時に初春の令月、気淑く風和ぐ」
雅に全振りだなぁ…
— 東雲 (@shinonome0918) 2019年4月1日
ん?ちょっと難しい…?
安心してください。東雲さんはこれに続くツイートで、それぞれの元号から汲み取ることのできる想いをざっくり説明してくれています。
明治「これからは天皇が政治するよ!」
大正「すべて滞りなく進み、正しさを得ますように」
昭和「国民の平和と世界の共存共栄を!」
平成「国の内外、天地とも平和に成る」令和「めっちゃ梅キレイ✨」
— 東雲 (@shinonome0918) 2019年4月1日
ふむふむ、なるほど…明治、大正、昭和、平成はしっかりと国や国民の秩序や平和を願う意図が読み取れるわけですね。でも令和は…「めっちゃ梅キレイ」!?そんな意味だったの…!?
ちなみに、編集部でも念のため調べてみたところ…。
【安倍首相会見】新元号「令和」、出典は万葉集
「本日、元号を改める政令を閣議決定いたしました。新しい元号は、『令和』であります。これは、万葉集にある『初春の令月にして 気淑く風和らぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す』との文言から引用したものであります」
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年4月1日
ただし、そこに込められた想いは以下のようなものだった模様。
【安倍首相会見】「令和」に込められた意味は「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」
「万葉集は、日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけでなく、防人や農民まで、幅広い階層の人々が詠んだ歌がおさめられ、我が国の豊かな国民文化と、長い伝統を象徴する国書であります」
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年4月1日
もちろん、東雲さんもこの点についてはご存じだった様子で、続くつぶやきでは以下のようにコメントをしています。
(「万葉出典な令和かわいい」という気持ちのツイなので、あえて梅の歌の方で取ってます。元号は、文化振興を願う意だそうです)
— 東雲 (@shinonome0918) 2019年4月1日
当時の「集合無意識」であるところ万葉集が出典とのことですが、この線が細くてキラキラした、ステ値文化に全振りの新元号も、何だか平成の集合無意識の具現化みたいですね…「平成エモ」のしめくくり
— 東雲 (@shinonome0918) 2019年4月1日
なお、元号の出典が『万葉集』を含めた日本産の古文書から採られるのは、今回が初めて!日本で生まれた和歌集『万葉集』が出典というだけでもどこか雅で風流な感じがしますね。
「令和」に込められた意味にさまざまな反応!
どうせ雅にやるなら
ガチャガチャした東京なんかで決めんと
京都で決めて発表して欲しかったなー#京都人のぼやき
— てーとく⚓️節約の鬼教官 (@tomo3000sf) 2019年4月1日
明治以降の元号はスローガンでしたからね。
今回のは美しい元号です。— 胡桃団子は至上 (@hoshitahuton) 2019年4月2日
平成の終わりは災害やらブラック企業やらで安らかではなかったのは元号の効力が弱まっていたから説
— 森 木木木 (@mori_kikiki) 2019年4月1日
これが平和ってことだねぇ。
— 胎児S (@akago122012) 2019年4月1日
新しい時代となる「令和」は、平成よりもさらに楽しい時代になるといいですね!
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