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魔女の宅急便の核心に迫る!「魔女宅」をより深く理解する5つの裏話

魔女の宅急便

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1989年に公開されて以来、今も根強い人気を誇るジブリ映画「魔女の宅急便」。

実は、スタジオジブリの転機だったということをご存知でしょうか。

今回はそのような逸話を含め、宮崎駿監督や鈴木敏夫プロデューサーが語った「魔女の宅急便の制作秘話」に迫っていきたいと思います。

魔女の宅急便はもともと宮崎駿監督作品ではない予定だった!?

魔女の宅急便の映画化の話が立ち上がった時、宮崎駿監督は「となりのトトロ」と「火垂るの墓」の制作真っ最中だったとのこと。

とてもじゃないですが、さらに新しい作品を作るには多忙すぎた時期でした。

そのため、魔女の宅急便に関しては脚本だけを担当し、あとは若い監督や演出家に任せてしまおうと考えていたそうです。

実際、制作当初は片渕須直(かたぶちすなお)さんを監督に起用し、話は進んでいきました。

ちなみに片渕須直さんは近年だと、興行収入27億円を突破したアニメーション映画「この世界の片隅に」で監督・脚本を務めるなど、活躍を見せています。

魔女の宅急便の監督を宮崎駿氏が務めたのは予定外!

若手が作るアニメーション映画ということで、もともとは80分程度の枠におさめる予定だった魔女の宅急便。

しかし、制作の途中で鈴木敏夫プロデューサーは「もっと娯楽映画らしく、鑑賞したお客さんが満足感を得られる派手なクライマックスにしたい」と提案してきたのです。

魔女の宅急便ファンの方なら「魔法を取り戻したキキが暴走する飛行船からトンボを救う」という、手に汗を握るシーンをすぐに脳裏に思い描けるでしょう。

それが件のプロデューサーの提案により追加されたアニメオリジナルのクライマックスシーンです(※原作では、老婦人からサプライズでケーキをプレゼントされるシーンでクライマックス)。

いきなりの提案に当時のスタッフたちは大半が大反対したとのことですが、最終的にはスタッフも納得。

ただ、クライマックスシーンの追加により80分の予定だったのが100分を超えるスケールになってしまい、若手監督に任せるには厳しい状況に…。

結果として、宮崎駿さんが監督を交代し、片渕須直さんは演出補佐へという形に落ち着いたのです。

魔女の宅急便に対して、宮崎駿監督はベストを尽くしていなかった!?

ある種、その場の流れで魔女の宅急便の監督を務めることになってしまった宮崎駿さんですが、2002年に受けたインタビューでこんな言葉をこぼしています。

「(魔女の宅急便には)”全力投球じゃなかった”っていう後ろめたさがあった」と。

実は「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「カリオストロの城」といったアニメーション映画4つを手掛けた時点で、宮崎駿監督は満足してしまっていたのだそうです。

忙しさのほかそのような気持ちもあり、魔女の宅急便は若手にバトンタッチをと考えたのですね。もちろん宮崎駿監督もプロですから、「やるとなったらちゃんとやろう」と思い、魔女の宅急便の制作にはあたっていました。

しかし、「このくらいの範囲でやればいいんだなっていうことを最初からわかってやってた」ともインタビューでは語り、がむしゃらに制作に取り組んでいなかった自分に対して後ろめたさを感じていたようです。

ペース配分をわきまえて仕事に取り組むことは、プロならある種、当然のこと。それにも関わらず、全力投球でないことに後ろめたさを感じてしまうという宮崎駿監督は、本当に作品づくりに情熱を注いでいるのだなとも感じさせられるエピソードでもあります。

魔女の宅急便はスタジオジブリ初の黒字作品!

今ではスタジオジブリも有名になり、観客動員数も安定して高めなイメージがありますよね。でも実は、魔女の宅急便以前はすべて赤字なんです。

  • 風の谷のナウシカ:15.9億円
  • 天空の城ラピュタ:11.7億円
  • 火垂るの墓:11.8億円
  • となりのトトロ:11.8億円

こちら動員数に直すと、風の谷のナウシカでも約90万人程度と驚きの少なさです(※「千と千尋の神隠し」で304億円/約2,350万人)。

というのも、魔女の宅急便以前のスタジオジブリ作品はヒットを考えて作られていませんでした。

鈴木敏夫プロデューサーすらも「楽しい!」を追求するばかりで、宣伝などといったプロデュース業はほぼやらずにいたのだとか。

しかし、世間からは「興行収入が落ちた、低い」と評され、そこではじめてプロデューサーは「映画はヒットさせなきゃ駄目なんだ!」と気づけたのだといいます。

そのようなことがあり、魔女の宅急便では日本テレビに出資を頼むなど、宣伝を含むプロデュース業にも力を入れるようになりました。

結果、魔女の宅急便は興行収入42.8億円とスタジオジブリ初の黒字作品となったのです。

魔女の宅急便はスタジオジブリの転機?

スタジオジブリは興行収入以外の点でも、解散の恐れがあったといいます。

というのも、宮崎駿監督は持論として「1スタジオで1作品、同じスタッフで3本作ったら、人間関係がダメになる」と考えていたためです。

魔女の宅急便はスタジオジブリとして5本目の作品だったこともあり、この持論ではすでにダメになってしまっているということですね。

そのため、魔女の宅急便を制作している最中には、宮崎駿監督の口から「もう辞めよう」という言葉が飛び出したこともあったのだとか。

しかし、鈴木敏夫プロデューサーはこれに大反対。

宣伝に力を入れるなど新たな試みをはじめたこともあり、プロデューサーはこれからどんどん面白くなると感じていたのです。

結果としてその気持ちを宮崎駿監督も尊重し、スタジオジブリ自体の体制も長く存続できる形に変更。

このような背景もあり、今でも私たちはスタジオジブリの手掛けるアニメーション映画を楽しめるのです。まさしく「魔女の宅急便はスタジオジブリの転機だった」といえる作品でしょう。

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