今、世界中から最も注目を浴びていると言っても良い武士がいます。その名は弥助(やすけ)。奴隷として日本にやってきたアフリカ人で、あの織田信長に気に入られ、家臣にまで上り詰めたと言われています。
そんな彼の人生に関心を持つ人が、急増しているんです。そのきっかけとなっているのは、Netflixでアニメ『ヤスケ』が4月29日から配信開始されたこと。
これを機に弥助の存在を知った人は、国内外問わず多いはずです。
弥助の像が話題に
弥助への関心が高まっている中、こちらの像が話題となっています。2017年にケープタウンで開かれた、アートフェアのブースで撮影されたものです。
製作者は南アフリカ在住のアーティスト、ニコラ・ルースさんです。作品名は「オブシディアン・サムライ(黒曜石の侍)V」。No Man’s Land(ノー・マンズ・ランド)というプロジェクトの一環で作られました。これらの画像が、Twitterや海外掲示板redditで拡散されています。
弥助の像は目をつぶり、妙に穏やかな表情をしていますよね。ニコラさんがART AFRICAの取材に語った内容によると、これは植民地時代のアフリカの物語、歴史の削除、そして弥助の個性の損失を表した作品。弥助の物語は他者から語られるばかりで、彼自身の声の記録がなく、彼の精神は内なる世界に向けられている、そういった意味が込められているのだとニコラさんは言います。
たしかに弥助についての情報は実は諸説あると言われ、出身地も本名も定かではありません。
弥助の像に対する海外の反応は?
海外掲示板redditでは、この弥助の像についてこんなコメントが。
BBCによると、弥助の身長は約182センチという記録があるそう。現代でも高身長に分類されるのだから、当時は相当周りの侍との身長差があったでしょう。
ニコラさんの像がきっかけで、さらに弥助への注目度が高くなったことは間違いありませんね。
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