ある男性の趣味が、果物界の救世主となる功績を残していると、注目を集めています。
米国ノースカロライナ州クレモンスで暮らす79歳のトム・ブラウンさんは退職後、ある趣味に人生を捧げています。それは絶滅しかけているリンゴの品種を探して、保存するという活動です。
20年以上かけて、なんと現在1200以上の品種を開拓しているんだとか。そんなトムさんの異名は、アップル・ハンター。発見した品種を自分のリンゴ農園で苗を植えたり、他の果樹園に寄付するなどの活動をしています。忘れ去られたリンゴが、再び世に出回ることを目的としています。
トムさんのホームページによると、リンゴが絶滅の危機に瀕しているのは度重なる森林伐採の影響で、トムさんは資料などを元に研究を進め、各地の古い果樹園に足を運びました。情報網を広げて、様々な古い品種を発見してきたんです。
リンゴへの愛情がないとできない、素敵な趣味ですね。トムさんが開拓してきたリンゴの品種は、コチラから確認することができます。
トムさんのリンゴ農園Hunting Antique Applesの様子は、YouTubeに投稿されている動画で確認できます。
トムさんの活動に対して、YouTube上にはこんなコメントが。
「ニュージーランド出身ですが、私たちも数多くのリンゴの品種を失いました。あなたがしているのは、素晴らしい仕事ですね」
「助成金を得るべき活動だし、そうすれば世界中のリンゴの品種が保護できるかも。現代の農業が、過去の貴重な遺産を失ったのは脾臓に悲しいことですね」
トムさんがネットで話題になったことで、また新たなる品種の情報が集まってきそうですね。絶滅しかけていたリンゴの味を、食べ比べてみたいかも。
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