風刺や知識、教訓などをわかりやすく伝える「ことわざ」。聞いたことがないものもたくさんあると思いますが、だからこそ、状況に合ったことわざをスッと使いこなせるようになったらカッコイイですよね。
今回は「ことわざの続き知ってる?」と題して、珍しいことわざをご紹介します。読むと昨日よりちょっと賢くなれるかも。
自分の頭に蠅がたかっていませんか?
ことわざの意味や逸話
「己の頭の蠅を追え」とは、他人の世話を焼くよりも、まずは自分自身のことをきちんと始末するべきという意味です。
他人の頭上の蠅をとやかく言う前に、自分の頭上を飛び回る蠅を追い払うことが先決すべきことであり、他人におせっかいを焼く前に自分の問題をしっかり解決しなさいという戒めです。
類義語には人の事より我が事や、人の事より足下の豆を拾えなどがあります。
現代でも全然あり得るシチュエーションだけに、相手に「えっ私臭う!?」などと勘違いされないよう注意したいところですね。
読み書き
蝿という漢字は、目撃することこそ多いですが、書けと言われたら難しいですよね。「顎で蠅を追う」など、ことわざには頻出する虫なので、覚えておいて損はないです!前述しましたが、TPOを弁え、目上の人相手や食事時に使うことは避けたほうがよさそうなことわざですね。
例文
「あいつまた仕事辞めたんだってよ。社会人に向いてないんじゃないか」「ニートの君は人の心配より、まずは己の頭の蠅を追えよ…」
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