ことわざ「置かぬ棚を…」の続き知ってる？意味：探し物は探しすぎるくらい探せ

風刺や知識、教訓などをわかりやすく伝える「ことわざ」。聞いたことがないものもたくさんあると思いますが、だからこそ、状況に合ったことわざをスッと使いこなせるようになったらカッコイイですよね。

「知識人しか知らないことわざ」では、ほとんどの人が正しく意味を知らない様々なことわざをご紹介します！これを読むと、昨日より少しだけ賢くなれるかも？

こんなところに置いたっけ…？

「置かぬ棚をも探せ」とは、念には念を入れて探せ、ということの例えです。

探し物が見つからないときは、絶対に置いたはずのない棚でも念のために探してみよということですね。

「こんなところに絶対置いてない！」そう思って注意を払っていなかった、まさにその場所に限って、置いてあるんですよね…。こう言った物忘れに、現代人だけでなく先人たちも悩んできたと考えると、なんだか感慨深いです。

より現代の標準的な言葉に直すと、「置いていない棚であっても探せ」という形になります。古めかしい言い回しでありながら、「念には念を入れて探せ」という意味が簡潔に伝わるため、汎用性が高そうです。

「認知症の母は色々な所に物を置き忘れてしまうんです。この前も財布を無くしてしまって…」「どこにあったのですか？」「出掛けにハンカチを出していたので、まさかと思いタンスを開けてみたらそこに」「まさに置かぬ棚をも探せですね」

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