大人の理解が追いつかないほどに目まぐるしい成長を見せる子供。できることが多くなっていく姿を見て嬉しいと思う気持ちとともに「拙い言葉で自分を必要としてくれていた姿はもう見れないのか…」と寂しい感情を抱いてしまう…なんて方も多いのではないでしょうか?
インスタグラムで活躍されるしおこさんも先日、そんなママ特有の複雑な感情を綴った漫画を制作し、公開しました。
生後7ヶ月の娘ちゃんの着る服を見て、その小ささに安堵していたしおこさん。いつかその服が並ばなくなる日を思い、寂しい気持ちにかられることがあるのだとか…。
(画像の状況説明)。提供:しおこさん
「夜、今日のあなたとお別れをするのが寂しい」「朝、新しいあなたに会えるのが嬉しい」——育児の喜びと切なさを、朝と夜に例えて表現します。
育児をしている方ならば一度は感じたことがあるであろう、特別な思いを綴ったこの漫画には「めちゃくちゃわかります…嬉しいけど寂しいです」「分かりすぎて涙が出ました」などの共感のコメントが寄せられました。
本編を読むインタビュー
投稿者のしおこ(@shiokmbbb)さんにお話を伺いました。
——この漫画を描いたきっかけはなんですか?
しおこさん:この頃は再就職のあてもなく、保活の見通しも立たず、不安を感じながら漠然と日々を過ごしていました。
ただ、代わり映えしないと思っていた日々の中でも娘の成長を感じて、自分だけ何も変わらず置いていかれてしまうような気持になって日々寂しさと焦燥に駆られていました。
それでもやっぱり娘の成長は嬉しくて、いろんな感情を抱えている自分の気持ちを残しておきたくて描こうと思いました。
――寂しさを感じる時、どのように心を落ち着けていますか?
しおこさん:今はあまり寂しいと感じることはないのですが、当時はとにかく写真やムービーを撮りまくって今の記録を残しておこうとしていました。
――この漫画をどのような方へ届けたいですか?
しおこさん:毎日家にいて家事育児だけしているときってどうしても自分だけ社会から取り残された気分になってしまうのですが、自分にとって代わり映えのない日々と思っていても、今振り返ると尊い時間だったと思うので、同じように不安や焦りを感じている方に届くと良いなと思っています。
成長の喜び、お別れの寂しさ、孤独感…子供を持つと、それ以前では想像もしなかったような、特別な感情を抱くようになりますよね。しおこさんのように「尊い時間だった」と振り返ることができるよう、1日1日を噛み締めて生きていけたら素敵ですね。
作品提供・取材協力:しおこ👶1y
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