スマートフォンの普及、カメラの性能の向上などにより、増え続ける盗撮被害。中には幼い子供をターゲットとして狙う犯人もいるようです。インスタグラムで活躍されるちえさんは先日、小学五年生の頃に受けた盗撮被害の経験を描いた漫画を、自身のアカウントで公開しました。
小学五年生のある日、いつもと違う公園でお友達三人と遊んでいたちえさん。遊具に登りふと後ろを振り返ると、イヤホンをして下を向いている中学生くらいの男の子がいることに気がつきます。
学ランを着た学生。提供:ちえさん
「音楽聴いているのかな」と思い気にしないでいると、階段を登っている最中にピッタリ後ろに張り付いてきた男の子…。怪しく思い手元を見てみると、明らかにカメラと思しき機械がありました。
手にカメラが…。提供:ちえさん
危険を感じ、帰ろうとするちえさんたちの後をつける男の子。必死に自転車を漕ぐうちにいつの間にか姿を消していたようです。
着いてくる学生。提供:ちえさん
この事件以降、変質者=大人の男性 というイメージが塗り替えられたと語るちえさん。誰が性犯罪の加害者なのかがわからない昨今において、常日頃から警戒心を持つことの大切さを説きます。
誰に対しても、警戒心を持つように。提供:ちえさん
幼い頃の恐ろしい体験を綴ったこの漫画には「無事で本当に良かった」「最悪盗撮以外も考えられていたかと思うと、ゾッとする」「男の子の母として、しっかりとした性教育をしなければと思いました」などのコメントが寄せられました。
インタビュー
投稿者のちえ(@chie0109_11)さんに、事件についてお話を伺いました。
――この漫画を描かれたきっかけは何でしたか?
ちえさん:今でも忘れられない過去の出来事のひとつで、女性や小さいお子さんを持つ方への注意喚起になればいいなと思い描きました。
――盗撮されていると気づいた時の心境を教えてください。
ちえさん:「気持ち悪い」と不安になりつつ、何を目的に撮っているのか分からずどうしたらいいのかオロオロしました。
――このような被害を防ぐために、どのような対策が取れると思いますか?
ちえさん:変質者=おじさん、としか考えていなかった(教えられていなかった)ので、世の中変なことをする人は老若男女誰でもいるという概念を持ち、違和感を感じたらすぐに警戒することだと思います。
――最後に、この漫画をどういった方に届けたいですか?
ちえさん:女の子のお子さんを持つ親御さんはもちろん、今は男の子でも被害に遭う時代だと思うので、男女問わず子どもを守るために伝われば嬉しいです。
「世の中変なことをする人は老若男女誰でもいる」——周りの人を信頼することはもちろん悪いことではないのですが、最低限の警戒心は忘れずに持つようにしましょう。
作品提供・取材協力:ちえ
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小学生の時、前から中学生の男の子達が歩いてきました。
そこは歩道で余裕ですれ違える幅だったのですが、すれ違いざまに胸を本当にスっと触られました。
一緒に歩いていた友達もされたみたいで、「今触られた?」と後になって話しました。今でも忘れません。