他の言語と比べて少々特殊な文法を持つ日本語。そのせいか、我々日本人が外国語を習得するのってかなりハードだったりしますよね…。インスタグラムで活躍されるdokkoさんは先日「夫婦で言語習得の難しさを語り合った」経験を漫画にして公開されました。
あらすじ
在独6年目で、ドイツ人の旦那さんを持つdokkoさん。その日は二人でお互いの国の言語を勉強していたのだとか…。
二人で言語の勉強。 提供:dokkoさん
「数の数え方」の難しさから始まった両国の言語の難しさに関しての論争。「ドイツ語では動詞が二つに分かれる」「敬語を喋る対象の判別が難しい」などなど、言語習得に関するさまざまな壁について言い争います。
単位が覚えられない。 提供:dokkoさん
日本語とドイツ語の習得の難しさ、言語としての面白さについてを綴ったこの漫画には「とても勉強になります」「頭痛がしてきた…」などのコメントが寄せれらました!
インタビュー
投稿者のdokko(@dokko_de)さんにお話を伺いました。
――この漫画を描かれたきっかけはなんでしたか?
dokkoさん:友人に、夫婦で普段どのような感じで外国語を勉強しているのか、と聞かれたのがきっかけです。語学は勉強すればするほど難しさを痛感します。しかしそれを飄々と操る相手を見て、お互い次第に尊敬の念を抱いていきました。
――ドイツ語を習得するに当たって一番難解な文法や決まりはなんだと思いますか?
dokkoさん:作中にもあります通り、『分離動詞』と言うのが特徴的で面白いと思います。文字通り、一つの単語を分離させて使います。2分割したうちの1つは2番目の位置に、もう1つはなんと文末にくっつけます(私はこの文末の片割れを言うのを時々忘れそうになります笑…)。なので、文章を予想しながら聞き進めても最後の一言で意味が変わったりして気が抜けません。日本語も動詞がラストに来るので、最後まで人の話を聞かなければ話し手の意図は分からないという点では少し似ているかもしれません。
――日本語とドイツ語、客観的に見てどちらの方が難しいと思いますか?
dokkoさん:ドイツ語を勉強している時は断然日本語の方が簡単だろうと思っていたんですが、夫に言われてからはどちらも同じくらい難しいと感じました。
――最後に、この漫画の反響にはどういった声がありましたか?
dokkoさん:日本語も意外と難解なのだと気づく方が多かったです。私たち日本語ネイティブだって、漢字は小中高と何年もかけてコツコツ練習して習得しましたからね。もし自分が外国人なら第二外国語として日本語は選択したくないと言う声もありました。
お互いの文化を尊敬し合いながら今後も仲良く学習出来ればと思っています!
我々が扱っている言語は、他国の方から見ると相当な難しさを極めるようですね…。以上、とっても興味深い日本語とドイツ語に関する投稿でした!
作品提供・取材協力:dokko@ドイツもこいつも
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