親の気づかないうちに、とんでもないスピードで成長を進める子供。驚きのレベルアップを目の当たりにして、呆気に取られてしまうなんてことは親であれば一度は経験したことがあるのではないでしょうか?インスタグラムで台湾の暮らしについてを発信しているせなままさんは先日「母の憂い」というタイトルの漫画を公開されました。
あらすじ
ある日目が覚めると、いつも隣で寝ているはずの娘ちゃんがいないことに気がついたせなままさん。いつもと違う様子に戸惑いながらも娘ちゃんを探しに行ったところ、自分でお着替えをした様子があり…。
娘ちゃんがいない。提供:せなままさん
恐る恐る光が漏れている子供部屋を除いてみると、予想外の光景が広がっていたのだとか…。
恐る恐る子供部屋を覗くと…。提供:せなままさん
成長の嬉しさと、それに伴う寂しさについてを描いたこの漫画。当時の心境や漫画の反響について、投稿者のせなまま(@senaniya)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――自分で起きて、優雅な時間を過ごしていた娘ちゃんを見て、どんな気持ちになりましたか?
せなままさん:ちょっと前までは泣き声で起きるか、転がってきて起こされるかだったのに、突然のレベルアップで本当に驚きました。実はバナナを食べた形跡もあって(笑)お腹がすいた→なんか食べよう→自分で探してみようという思考になったんだなぁ成長したなぁと、嬉しくもあり複雑でもありました。でもここまできたら、危ないことはしないように(コンロとか包丁とか)日々ちゃんと教えていこうと思います。
――未来の娘ちゃんは、どんな女の子になっていると思われますか?
せなままさん:おしゃれ大好きだしおませさんなところもあるので、本当にギャルになりそうだなぁと思っています(笑)でも一緒に買い物できたら楽しいだろうなぁと楽しみです。いま育っている環境もありますが、相手がどこの国の方でも臆せず打ち解けていくので、自分の好きな場所でたくさんの人と触れ合い、のびのびと人生を楽しめる子になっていくだろうなぁとも思います。(9割希望ですけど笑)
とはいっても、親としては健康で心優しく育ってくれたら、それだけでOKだと思っています!
――台湾で育児をするにあたって、大変だなぁと思うことはありますか?
せなままさん:台湾は子連れにとても優しいので、精神面では大変だと感じる点はあまりありません。レストランなども子連れへの対応が温かく、電車やバスでもすぐに周りの方が手を差し伸べてくれます。子連れで無料で遊べる施設も充実しているし、近所の方との交流も多いので、地域で子供を育てているという感じがします。
ただ、狭い路地などは路上駐車の車やバイクが多くて、小さい子の手を引いて歩いたりベビーカーで通るのが大変、という点はありますね。
――この漫画の反響には、どういった声がありましたか?
せなままさん:先輩ママからやはり、子供の成長が嬉しくもあり寂しくもある…というご感想をいただきました。私も既にちょっと寂しいです(笑)赤ちゃんのときは大変で、早く大きくならないかなぁなんて考えていたのに、いまではもうちょっと赤ちゃんでいてほしいなぁと思ってしまいます。こういう気持ちをわかってもらえて嬉しかったです。子育てって人生において本当に一瞬なんでしょうね。子どもは3歳までに一生分の親孝行をするってよく言いますが、まさにそうだなぁと感じています。今でもとってもかわいいし、きっともっと大きくなってもかわいいですけどね(笑)
いつの間にか、どんどん手がかからなくなっていく子供。独り立ちしていく未来に後悔のないように、今この瞬間の姿をしっかりと目に焼き付けておきたいものですね。
作品提供・取材協力:せなままの優しい絵本@台湾育児
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