知人友人がこぞって自分に目を向けてくれる一年に一度の大イベント、誕生日。「歳を重ねてしまう」という事実に目を瞑ればとても楽しい1日ですが、ロシア人にとって手放しで喜べないもう一つの理由があるのだとか…。インスタグラムでロシア人パートナーとの日常を発信しているしじみさんは先日「ロシアの誕生日事情」に関する漫画を公開しました。
あらすじ
自身の誕生日が近づき、なぜか深刻な面持ちで財布の中身を確認するパートナーのモロゾフさん…。その理由には、ロシアの文化が関係していました。
財布を気にするモロゾフさん。提供:しじみさん
ロシア人の誕生日事情に関してを綴ったこの漫画。その他のロシア文化や、漫画の反響について投稿者のしじみ(@molozov)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――初めてこの文化について聞いた時、どういった感想を抱きましたか?
しじみさん:誕生日なのに自分が損するなんて!とびっくりしました。私には自分の誕生日会を自分で主催する度胸がないので、それが当たり前なロシアの文化はちょっとハードルが高く感じてしまうところもありますが、誕生日のたびに大人数で集まっているのを見ると羨ましくもあります。実際はプレゼントをみんなからもらえるみたいなので、日本でいうところのお祝い返しみたいな仕組みなのかもしれないですね。
――日本式でいくと決めた理由は、なんだったのでしょうか?
しじみさん:前の質問でも答えたように、私にはとても自分の誕生日会を主催する勇気がないので(笑)祝う側がお金を払うことにしています。なので、私の誕生日パーティー、モロゾフの誕生日パーティー(私が個人的にご馳走する)、モロゾフが自分でお金を出すモロゾフの誕生日パーティー(友達たくさん来る)の3つが一年で開催されます。あれ、モロゾフが損してますね…笑
――漫画の件以外で、印象的だったロシアの文化や考え方はありますでしょうか?
しじみさん:モロゾフは毎日紅茶を10杯くらい飲み、散歩に行くと10キロは平気で歩き、冬でも寝るときはパンツ一枚です。フォロワーさんから「うちもです!」と言われることが多い三大エピソードなので、これらはロシアの文化と言えるかもしれません笑
――この漫画の反響には、どういった声がありましたか?
しじみさん:色々な国にお住まいのフォロワーさんから「うちの国もです!」というコメントをいただきました。日本のスタイル(祝う側が主にお金を出す)のほうが世界では少数派なのかもしれません。
国が違えば、誕生日の祝い方も大きく変わるものなのですね…。以上、とても興味深いロシア文化に関する投稿でした。
作品提供・取材協力:しじみ@ロシア人の日常漫画
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