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こんなにも変わるんだ!子供のための《漫画・お絵描きの心得》が学びに溢れてました…!

みなさんは学生時代、創作を思う存分楽しめていたでしょうか?中には「上手な方法がわからず、苦手だった」「しっかり描かなければと思い、窮屈な思いをした」なんて方もいるのではないのでしょうか?

インスタグラムで活躍される花森はなさんは今年の夏「夏休みの宿題の話」というタイトルの漫画を公開しました。

あらすじ

今年の夏休み、他の宿題はしっかりと終わらせたものの、思い出を絵日記形式で描く「夏休み新聞」に手こずってしまったという娘ちゃん。

娘ちゃん「絵が難しくて描かれへん」 提供:花森はなさん

話を聞いてみると「絵の描き方がわからない」ことや「丁寧に、綺麗に描きましょう」と但し書きされていたことが原因だったことが判明し…。

自ら難易度を上げてしまっていた。提供:花森はなさん

花森はなさんは、そんな娘ちゃんに「創作に対してどのように向き合うと良いのか」をじっくりとレクチャーしていくのでした…。

目を輝かせる娘ちゃん。提供:花森はなさん

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子供と創作に関してを綴ったこの漫画。作品を描いたきっかけや、当時の様子について投稿者の花森はな(@hanamori_h)さんにお話を伺いました。



インタビュー

――いつから、どのようなことがきっかけでインスタで漫画を書き始めたのでしょうか?

花森はなさん:今回漫画に出てきた娘の上に息子がいまして、息子が学校への行きしぶりから不登校になり、そして学校への付き添い登校をしておりました。その経験を漫画にして投稿し始めたのがきっかけです。

――しっかりと説明してあげることで創作意欲に火がついた娘ちゃん。その様子を見て、どんなことを思いましたか?

花森はなさん:こういうことって実は子供の中にも答えが出ていることだと思うんです、言葉にうまくできないだけで。わたしは娘が普段ちゃんとおえかきを楽しめる子だというのを知っていたので、「きた!いいぞいいぞ!」と思いました。本来の自分を取り戻していく感じがすごくしました。不思議なことにああいう時って本当に目の色が変わるんですよね。急にいきいきとしだすというか。「棒人間を人間にできるよ!」と言った時は本当に漫画に描いたみたいに目がキラキラしてました。子供の答えにたどり着いた瞬間を目にするのは謎解きに成功したみたいで嬉しくなります。

――「ちゃんと描かなきゃ」という呪縛に囚われて、創作を楽しめない子供たち。どうすればより多くの子が楽しく創作に取り組めると思いますか?

花森はなさん:学校へ付き添い登校をしている時、図工の授業へも参加しましたが、今の学級の在り方ではないかなと感じています。例えば息子の学級は40人学級でしたが、図工の時間先生はたった一人で矢継ぎ早に飛び交う先生コールに対応していっぱいいっぱいです。積極的な子は先生にどんどん質問できるけれど、消極的な子は先生への質問すらできません。せっかく途中までいいものが描けてるのに詰まって俯いてしまう子もいました。

勿論きちんとフォローされている先生もいると思います。思いますが、今の大人数を一人で見るという環境下では創作を楽しむことは難しいと思います。

空をどんな色に塗ってもいいし、おかしな形の動物がいてもいい。自由に描けるのは子供の特権だと思うのですが、「正確に描かなくてはならない」「綺麗に描かなくちゃいけない」「時間内に終わらせないと怒られる」「友達にバカにされる」先生にも子供にもみんな余裕がありません。創作というのは心のどこかに余裕があって生まれるものだと思います。

音楽だと小学校にも専門の先生がおられることも割とありますが、図工もそうだったらいいなとずっと思っています。先生にも図工が苦手と仰られてる先生もいて、それは当然だと思いますし、専門の先生に教えていただいて担任の先生が授業のサポートに回られたら、図工における大人の必要数も足りるし、子供たちの安心感にも繋がるのになぁと思います。彫刻刀の時なんか毎時間誰かが怪我をしている状態で怖くて見ていられませんでしたので…。

デザインの専門学校で学び、編集プロダクションやデザイン事務所で勤務し、現在も細々ながらDTPデザインの片隅で仕事をしております。なので、図工の授業もそういった視点で見ておりました。

――最後に、この漫画をどんな方へ届けたいですか?

花森はなさん:この漫画を描いたあと、「自分も子供の頃苦手だった」というご意見を多数頂きました。やっぱりこういう宿題ってできるものだと思われて出るというか、実際子供任せ家庭任せになってしまっていてどうしていいかわからないという親御さんもいらっしゃいました。

だからといってこういう宿題は出さないで!と言いたい訳ではなく、こうした大型休みの時に突然出すのではなく日常的に創作することに触れられるようなそんな時間があればいいのになと思います。

苦手な人に楽しいですよ!と押し付けはできないけれど、こんなやり方で少しラクになるよ…!とは伝えたいです。

 

 

大切なことは心に余裕を持ちながら、創作を楽しむことだと教えてくれるこの投稿。表現に困っている子供を持つ親御さんは、花森はなさんの教えを参考にしてみてはいかがでしょうか?

作品提供・取材協力:花森はな

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