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リアルを超えてきた…。最新のVR(ヴァーチャル・リアリティ)でできる「すごいこと」2選

VR(ヴァーチャル・リアリティ)とは、仮想現実のこと。360度のビジュアルを見渡せるので、通常の画像や映像よりもリアルに体感できる技術です。一体どんなことが可能なのか、まとめてみました。

1. ズボラ必見!内見いらずで部屋選びができる

忙しくて時間もないし、不動産屋の営業にゴリ推しされるのも嫌だし……。ましてや遠方に引っ越す場合、そう何度も足を運べません。

さらに、せっかく気に入った物件があったときでも、前の入居者が引越し前やリフォーム前といった事情で、実際に内見できないケースもよくあります。

VRならそんなとき、現地に内見に行かなくても、部屋の様子を360度のリアルなビジュアルで見られるんです!

平面の図面や写真だけだと見落とす箇所も多いけれど、VRなら実際にその部屋に立っているような感じすら味わえます。

しかも、VRの最新ソフトを使えば、好きな家具をレイアウトできちゃう(家具や残置物を消すことも可能)!

複数のパノラマ画像を取り込み、3D CADでパースを作成。ソフトにアップすれば簡単にVR空間が作れる。/素材提供:スペースリー

完成前の新築物件の場合、部屋の内見をせずに契約する人も少なくないと言いますが、VRで事前に部屋の様子がリアルにイメージできれば、より完璧ですね。

将来的には、VRやAIロボットによって、物件を案内する人さえ不要になるかも?



2. コミュ症でも無問題?鬼上司にしごかれずに新人研修ができる

いわゆる上下関係が絶対な「昭和的指導」は今では少なくなりましたが、業界によっては新人への指導が厳しめのところも。

最初の新人研修で嫌になり、ほんの数日で会社を辞める「伝説の新人」の話を、ネットなどで目にしたことはありませんか?

こちらは実際のレストランチェーン店で行なわれた、VRを使った接客シミュレーション。まずはお客さんに呼ばれて、注文を伺う際のふるまいなど、一挙手一投足を選んでいく流れですが、まるでドラクエみたい!

あくまでVRの世界なので、これならお客さんにどんなに怒られても余裕です。厳しめの先輩や上司の、つきっきりの指導も不要!新人くんは仕事を覚えるまで、ロールプレイング・ゲームのように楽しみながら研修できるというわけですね。

ちなみにスーパーマーケットチェーン世界最大手のウォールマートの社員研修にも、こうしたVR技術が導入されているそうですよ。

VRには無限の可能性がある!

今回紹介した最新のVR技術で実現可能なことは、まだほんの一部。コロナ禍でますますニーズが高まり、今後もVR技術は日進月歩で進化しそうな勢いです。

近い将来、VR技術によってもっととてつもないことが可能になり、常識がひっくり返るかも…? 続報を楽しみに待ちましょう!

取材協力:スペースリー

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