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ここは戦場かと…。日本人女性が見た「ドイツの花火文化」が想像を絶してた件

夏の風物詩、花火。親戚や友達と色鮮やかな炎を眺める、とっても楽しいひととき…ですが、ドイツの「花火文化」は日本のそれとはかなり形態が違うようです。

インスタグラムで活躍されるdokkoさんは先日「ドイツの花火文化」に関しての漫画を公開しました。

あらすじ

日本と違い、花火といえば冬、それも大晦日を思い浮かべるというドイツ人。その背景には、毎年大晦日に大量の花火を打ち上げるというドイツの文化があるのだとか…。

大晦日に打ち上げられる花火。提供:dokkoさん

綺麗でロマンチック!…かと思いきや「ガチの花火」が近所で大量に打ち上げられるその様相は、慣れていない人にとって相当な恐怖体験になるようで…。

戦争を彷彿とさせる。提供:dokkoさん

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ドイツの花火事情を綴ったこの漫画。作品に込められた思いや、初めてドイツの花火を体験した時の感想について、投稿者のdokko(@dokko_de)さんにお話を伺いました。



インタビュー

――今回の漫画は、どういった思いで描かれましたか?

dokkoさん:ドイツの年末は、日本と全く違うので、その様子を日本にいる友人達に報告したくて描きました。

――初めてドイツの大晦日を経験した時の感想を教えてください。

dokkoさん:初めは花火を上げると聞いて、なんて素敵なんだろうと思ったのですが、とんでもありませんでした。そこかしこで爆発音がして、数メートル歩くのも怖いくらいでしたし、花火との距離が近いので、自分の方へ飛んできそうで危険でした。この状況をよく戦場に例える人がいますが本当にそう思います。在独日本人の友人たちもよっぽど用事がない限り、大晦日は外を歩きたくないと口を揃えて言っています。

――旦那さんから「大晦日の花火」の文化的な背景を聞いた時、どういった気持ちになりましたか?

dokkoさん:ちゃんと意味があったのだな…と思いました笑。当然ですが…笑。
対して今のドイツは環境問題等を考慮してこれを縮小していく考えが支持されています。ちゃんとした文化的な理由があるのなら、それが守られる側面もあって良いのではと今では思っています。

――Dokkoさん的には、今後ドイツの大晦日はどうなると良いとお考えですか?

dokkoさん:百かゼロかではなく、現地の人たちが納得できるやり方で落ち着けばいいなと思っています。医療現場や環境のことを考えることももちろん必要ですが、一方では花火関連の雇用がなくなり、コロナ禍に輪をかけて失業者を増やしてしまうのではないかという声も上がっていました。それに、毎年の恒例行事が完全に消えてしまうのは寂しいですしね。住宅街ではなく決められた広場でだけ可能とか、プロが代表して大きい花火を打ち上げるとか、何かしら対策があればいいと思います。個人的にはコタツでみかんが一番のオススメの過ごし方なんですが…笑。

 

想像を絶する量の花火が打ち上げられるというドイツの大晦日。今後、この催しはどのような変化を遂げていくのでしょうか…。

作品提供・取材協力:dokko@ドイツもこいつも

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