社内不倫で騙され心身ともに疲弊していた主人公ウシロは、うっかりミスで生死の境を彷徨ったことによりオネエ守護霊の正子と奇妙な出会いを果たします。
まずは、多くの読者にインパクトを与えたウシロと正子の出会いのシーンからご覧ください。
あらすじ
一流企業に勤めていたウシロは、会社の先輩に騙され不倫した挙句その会社を辞めることになります。
その後、新しく勤めはじめた転職先では口約束で騙され契約社員のまま少ない手取りで契約を更新する羽目になり、さらに毎月5万の慰謝料の負担も重なり胃痛を抱えていました。
その日も常備薬の胃薬を飲みながらヤケ酒をしていたウシロでしたが、うっかり後ろに倒れた瞬間頭を強く打ち意識を失います。
意識を失ったウシロは「神様に抱かれている…」そんな気がして目を開けると、オネエ口調の正体不明のロン毛の姿が目に飛び込んできます。
見ず知らずのロン毛に押し倒されている状況に驚いたウシロは、警察を呼ぶと威嚇をするのですが…。
ロン毛から自分が死にかけているということを知らされます。
元カレと別れ転職した頃、怨霊を引き連れていたウシロを見かねて取り憑いたというロン毛の幽霊こと正子は、それ以来ウシロを助けていました。
そして、今回も魂の状態でいるウシロを身体に戻すため助けに現れたのでした。
しかし、浮気相手に騙され人生に絶望していたウシロは、死んだ方がマシなのかもしれないと思いはじめますが、それを聞いた正子は逆に「生きるっきゃなくない?」と言い張ります。
しかも、自分がウシロの元カレを祟り、その苦しむ様子を生きて見るように提案してくるのでした。
その瞬間、元カレとのキレイな愛だと信じていたかった思いが、すでに「恨み」になっていたことに気付いたウシロは正子の提案に乗ることに。
ウシロの元カレを祟るため誕生することになった、やらかし女ウシロとオネエ守護霊の正子のコンビ。一見頼りなさそうなふたりですが、彼らの計画は無事遂行できるのでしょうか?
『ゴゴゴゴーゴーゴースト』のコミックス第1巻の発売を受け、今回は作者の蛭塚 都さんに作品誕生のきっかけなどについてお伺いしました。
蛭塚 都さんへのインタビュー
――笑えてスカッとする祟りコメディー『ゴゴゴゴーゴーゴースト』を描いたキッカケはございますか?
蛭塚都さん:今思えばですが、上手くいかなかった時期だったので、(自分が駄目な事はわかってるけど、一旦棚に上げて)「卓越した誰か」「絶対的な味方」に助けてもらいたい気持ちがありました。そんな願望が根底にあるような気がします。
――『ゴゴゴゴーゴーゴースト』の主人公・明智ウシロと正子の「やらかし女」と「オネエゴースト」の二人を主人公に選んだ理由などございますか?
蛭塚都さん:「絶対的な味方」を描くのに今作では守護霊を選びました。だから正子は幽霊です。
ウシロは「絶対的な味方」以外には、庇ってもらえなさそうな嫌なやつ(やらかし女)をあえて主人公にしました。
――主人公の二人も魅力的なキャラクターですが、誰もが一度はであったことがあるような恨まれ役はどこから発想を得ているのでしょうか?
蛭塚都さん:会社で働いていた頃、悩んでいる人の話を聞く機会が何度もあり、もちろん私も上司や同僚に悩みを相談していました。
その頃の「会社あるある」な経験や思い出が役に立っているかもしれません。
――いつも連載を楽しみにしている読者やコミックスを購入された読者に向けて一言コメントをいただけますと幸いです。
蛭塚都さん:読んでくださって有難うございます!ウシロも正子も喜んでます!乾杯!
クズめな2人のワクワク復讐ロードを、一緒に楽しんでいただけますと幸いです。
『ゴゴゴゴーゴーゴースト』のコミックス第1巻が現在好評発売中!
「COMIC BRIDGE」にて連載中の蛭塚都さんの祟りコメディー漫画『ゴゴゴゴーゴーゴースト』のコミックスは、1月8日に発売されたばかり!
ⒸKADOKAWA ©Miyako Hiruduka
オネエゴーストの守護霊・正子に助けられることで、ウシロは恨みを晴らすことができるのでしょうか?
ふたりのその後が気になる人は発売中のコミックス、または「ComicWalker」・「pixivコミック」に掲載中の連載版をチェックしてくださいね。
『ゴゴゴゴーゴーゴースト』を読む
Twitter:ひるづか(@hl_twn)
連載作品:ゴゴゴゴーゴーゴースト(第1巻発売中)
書籍:4LDK(全3巻)
スポンサーリンク
スポンサーリンク