料理が完成し、受け取りができる状態になったことを知らせてくれる便利な道具、呼び出しベル。しかし耳の聞こえない人にとって、ちょっぴり不安な気持ちになる存在でもあるのだとか。
インスタグラムで耳が聞こえない人の生活や、育児に関するあれこれを発信しているうさささんは先日「呼び出しベルで困ってしまった経験」を漫画にして公開しました。
あらすじ
ある日、娘ちゃんと共にフードコートを訪れたうさささん。受け取ったベルを見ると「ブザーが鳴ります」とだけ書かれていたようで…。
ブザーが鳴るとだけ書かれたベル。提供:うさささん
「ライトの点滅で知らせてくれるのかも」と期待を抱くのですが、どうやらその兆しも見えず…。
万事休す。提供:うさささん
フードコートで不安になってしまった経験を綴ったこの漫画。作品を描かれたきっかけや、今後の活動について投稿者のうささ(@usasa21)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――この漫画を描かれたきっかけはなんでしたか?
うさささん:普段はスタッフからブザーを受け取る前に「これは振動しますか?」と確認しています。安心してから席について呼ばれるのを待つのですが…ちょうどこの日は動き回るムスメに慌てふためき、確認するのを忘れてしまったのです。しかもよく見かけるタイプではなく初めて見るタイプのブザー。再度スタッフに聞けば良いのですが混んでおり、確認ができませんでした。そもそもブザーというのは『音が鳴る』『振動する』『点滅する』全てに対応しているのか不思議になり今回の漫画を書かせていただきました。
――今後、どんな活動に取り組んでいきたいですか?
うさささん:知っているのと知らないとでは大きく意味も対応も異なります。耳が聞こえないことをスポットに、大変だったことや聞こえるムスメを通じて知ったことなどを漫画で発信し、読み手の「あっこれ見たぞ」に繋がるような活動をしていきたいと思っています。
呼び出しベルの仕様がわからず、多くのことを気にかけなければならない状況に陥ってしまったうさささん。耳の聞こえない人がどんな視点で物事を見ているのかを知ることができる、貴重なインタビューとなりました。
本編を読むスポンサーリンク
スポンサーリンク