知らない街に引っ越してきた時、その街の風習や全体像を知るのにはある程度の時間がかかるものですよね。お店屋さんの知識がなくて困ったり、電車の乗り継ぎ方がわからなかったりで苦労したことがある人は多いのではないでしょうか。
インスタグラムで活躍される吉村ナツクロウさんは先日「関東へ来て一年目の失敗」を描いた漫画を公開しました。
あらすじ
その昔、大学生活を始めるにあたって東北から関東へ引っ越してきたという吉村ナツクロウさん。一年目の春、ある女の子と仲良くなり「ラーメン」を食べに行くことになったのだとか。
ラーメンを食べに行くことに。提供:吉村ナツクロウさん
街のラーメン屋についての知識がなかった吉村ナツクロウさんは「うまいラーメン屋はないか」と先輩へ相談。しかし、この選択が間違いでした…。
先輩「二郎がうまいぞ」 提供:吉村ナツクロウさん
大学一年目の面白おかしい失敗エピソードについてを描いたこの漫画。関東に来て驚いたことや、今後の活動について投稿者の吉村ナツクロウ(@natukurou.y)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――いつから、どのようなことがきっかけでインスタで漫画を描き始めたのでしょうか?
吉村ナツクロウさん:元々漫画やイラストが好きで仕事をしながら遊び程度に描いていました。自分の作品を見てもらい上手くなること、絵を描き続けるきっかけになればと思い、令和3年の4月頃にインスタのアカウントを開設しました。背景や人物、動物をモチーフにしたイラストを投稿していましたが、やはり自分の描きたいものを表現しやすいのはセリフや物語がある漫画だと思い9月頃から漫画の投稿も始めます。最初はインスタに合わせた正方形のイラストを4-5コマ並べた作品でしたが、今はコマ割りのある漫画に落ち着きました。
――女の子と疎遠になってしまった理由は、やはり「二郎ラーメン」にあったのでしょうか?
吉村ナツクロウさん:二郎に連れて行ってしまったことで、失敗した、この子とはもうダメだ。って弱気になってしまったことですかね(笑)。どんなお店でも堂々としてればよかったんですけどね。
――漫画の件以外で「関東に来て驚いたこと」はございますか?
吉村ナツクロウさん:子どももおじいさんもおばあさんも普通に電車に乗っているところです。最初は電車の乗り方がホントに分からなくて隣の駅に行くのですらビビってました。あとは、周りに山がないことですね。地元の山形は盆地で見渡す限り山で距離感も近かったので、山が見えない都会の風景に不安を感じました。
――今後、どういった活動に取り組んでいきたいですか?
吉村ナツクロウさん:今後もインスタはじめ、SNSを中心に漫画を描き続けていきたいと思います。もう少しページ数の多い、ストーリーのある漫画も描いていきたいです。また、基本的にアナログ作業が主なので温かみや紙の質感などアナログの強みを生かして似顔絵や東北、日本各地の魅力ある風景を描いていければと思っています。
ラーメンがきっかけで女の子との接点を失ってしまったという吉村ナツクロウさん。代わりに、ラーメン二郎に対しての愛を育んだようです。
作品提供・取材協力:吉村ナツクロウ
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