携帯電話が脊髄に与える影響を記した衝撃的な論文が発表されました。
医療学術誌「Surgical Technology International」に掲載された論文によると、下を向いて携帯電話を使用すると、首には約27kgもの負担がかかることが判明しました。
27kgとは一体どれほどなのかというと、大人用ボーリング球4つ分、食べ物が詰まった買い物袋6つ分、または8歳の子供の重さとほぼ同じであるとのこと。
平均的な人間の頭は約4.5kg〜5.4kgほどですが、携帯電話でメールを送ったり、Facebookをチェックしたりするために首を傾けることで、頭にかかる重力は増大します。
研究結果を発表したニューヨークの医師、ケネス・ハンスラージュ(Kenneth Hansraj)氏は論文の中で、「頭が前に傾くと、15度で約12kg、30度で約18kg、45度で約22kg、60度で27kgの負担がかかる」と述べています。
【左から0度、15度、30度、45度、60度】
theatlantic.com (Surgical Technology)
アメリカの調査会社「Nielsen」によれば、アメリカ人の平均スマホ使用時間は1日約1時間。「この継続的な携帯電話の使用による脊髄への負担が、低年齢での脊髄の損傷や状態の悪化、最悪では手術もしなければいけない状況に繋がる」とハンスラージュ氏は論文で述べています。
みなさんも、携帯電話を使うときは首の角度に気をつけて使用しましょう。
参照:The Atlantic
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