高齢の方や、身体に障害がある方の身の回りのお世話をする介護士さんたちのお仕事。彼らの界隈にはとってもほっこりする「優しい嘘」が溢れているのだとか。
インスタグラムで介護福祉士としての日常を発信しているゆらりゆうらさんは先日「今、来たヘルパー」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
ある日の介護中、イケメンヘルパーさんの送迎に立ち会ったというゆらりゆうらさん。「ごめんなさいね、待たせたかしら?」という利用者さんの不安に対してイケメンヘルパーさんは「いいえ、今来たところですよ」と爽やかに返します。
イケメンヘルパーさん「今来たところですよ!」 提供:ゆらりゆうらさん
しかし「今来たところ」というのは、実はウソ。ゆらりゆうらさんは、イケメンヘルパーの「ある行動」についてを事前に目撃していたのでした。
ある現場を目撃していたゆらりゆうらさん。提供:ゆらりゆうらさん
イケメンヘルパーさんの神対応についてを描いたこの漫画。当時の心境やフォロワーさんの反応について投稿者のゆらりゆうら(@yurariyuru2)さんにお話を伺いました
インタビュー
――いつから、どのようなことがきっかけでインスタで漫画を描き始めたのでしょうか?
ゆらりゆうらさん:介護士になって二年目に、同僚から「漫画やイラスト上手いから、練習用にインスタであげてみたら?」と勧められて、軽い気持ちで始めました。投稿を始めて一年くらいに、義母との確執を描いたシリーズで、一気にフォロワー様が増えた時は嬉しかったです。
――わざと時間ぴったりに現れたイケメンヘルパーさん。それを見てどんな気持ちになりましたか?
ゆらりゆうらさん:「ああ、この方は本当に利用者様のことをよく見ていて、思いやりをもって介護されてるなぁ」と感心しました。優しい利用者様で、私も大好きなのですが、イケメンヘルパーもこの利用者様のことが好きなんだと思いました。
――漫画の件以外で、介護界隈で見られる「優しい嘘や気遣い」があれば教えてください。
ゆらりゆうらさん:特に思うのは、「認知症の方を騙してはいけない。尊厳を傷つけてはならない」ってことです。認知症の方は、無防備でご自分の心を守りにくい方が多いので、それに寄り添っているヘルパーはプロだと思います。以前、暑い時期にデイサービスの中で膝掛けを配り歩いている利用者様がいましたが、先輩は「〇〇さん、ありがとう」と言って、その方が気づかないところで膝掛けを回収していました。
――フォロワーさんの反応には、どういった声がありましたか?
ゆらりゆうらさん:「イケメンで心もイケメンって最強すぎる!」「ぜひ自分も将来、こんなヘルパーに介護されたい!」「朝から心がお花畑になる!」等、イケメンヘルパーさんを賛美する声がコメント欄に溢れました。
利用者さんの心を傷ませないように、時間にあるまでじっと待っていたイケメンヘルパーさん。社会にはこんなにも温かい人たちがいるのだと思うと、この世界のことをちょっとだけ好きになれそうですね☺️
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