何かと問題が起きがちだとされる義両親との生活。時代背景や価値観の違いから、ギスギスしてしまいがち…ですが、素晴らしい関係を築けるパターンも存在するようです。
インスタグラムで活躍されるまげよさんは先日「お義父さんの嫁へのスタンス」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
ある日、お義父さんとの食事中に「義理の親のことで悩んでるお嫁さんが結構いるんだって」と伝えてみたまげよさん。すると「今と昔では考え方が全然違うので、アタシたちは若い人に合わせなければいけない」と、素晴らしい回答が返ってきたのだとか。
お義父さんとのお食事。提供:まげよさん
まげよさんと同居を開始して以来、一度もまげよさんの言動を咎めたことがないというお義父さん。その裏には、とても素敵な考え方が存在していたのだと言います。
一度も咎められたことがない。提供:まげよさん
どこまでも温かい、お義父さんのスタンスについてを綴ったこの漫画。お義父さんの考え方を聞いた時の心境や、今後の活動について投稿者のまげよ(@mageyoozu)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――いつから、どのようなことがきっかけでインスタで漫画を描き始めたのでしょうか?
まげよさん:長女こもみが生まれて半年くらい経ってからです。もともとコミックエッセイというジャンルが好きで、コンテストに応募したりしていましたが、SNSでリアルタイムに自分の漫画を発信して、知らない人とタイムリーに共感しあいたかったからです。
――「人間は千差万差」という考え方を聞いた時、どういった気持ちになりましたか?
まげよさん:大学卒業後、社会に出てから気づいたのですが、自分にとって「世間」は「生き辛い。苦しい。自分が嫌い。普通になりたい。」と思うことが多くあり、「人に嫌われること」を何より恐れていました。世の中でよしとされている「フツー」と自分を比べて、そうなれないことに苦しんでいました。社会から離れ、家庭という枠に入って安全な所に収まった気でいましたが、未だに「フツー」になれない苦しみはついて回っていました。子供用の教育番組などでは、「自分らしく」「みんな違ってみんないい」みたいなことを提唱しているのに、「大人」の世界では許されない。もちろん人を傷つけることや、法律を破るようなことはするつもりは毛頭ありませんが、「フツー」に収まれない苦しみをいつもどこかで感じていました。
お義父さんの「人間は千差万差。色んな人がいるから。」という言葉は、言葉のまんま、「そりゃそうだ」なんですが、心に肩肘張っていた私に肩透かしを食らわせてくれました。きっと今、その言葉を欲しがっている人は多くいると思います。
――まげよさんにとって、お義父さんはどういった存在ですか?
まげよさん:「この世で誰も敵わない存在」です。一生同居で暮らしていきたいです。お義父さんのいない人生は嫌です。(ビックマウス)
――今後、どういった活動に取り組んでいきたいですか?
まげよさん:お義父さんから聞く、昔の日本の暮らし、戦時中の生活がとても興味深いのです。映画やドラマで見るような戦時中の話ではなく、当時をリアルに生きていた人の話なので、本当に面白いのです。現在には決して残っていない、二度と戻れないそんな昔でもない日本人の暮らしをぜひ多くの人に知って欲しいので、これも描きたいと思っています。
現代の価値観を持った人間に「お義父さんのいない人生は嫌だ」とまで言わせしめた、まげよさんのお義父さま。パートナーの親がこんな方だったら、本当に素敵ですね☺️
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