戦時中、空襲により破壊された工場から再起を図ったロングセラー商品
幅広い世代が一度は口にしたことのあるアメではないでしょうか。
1919年。宮崎県で売り出された、砂糖と水飴だけでつくった金色の飴がはじめりであり、1923年、大阪で「黄金糖」と改め、販売を開始します。
第二次世界大戦時、糖の入手が困難になり、一時は休業、さらには空襲により工場は壊滅しましたが、黄金糖を懐かしみ訪れる人々の後押しもあり、二代目が操業を開始し、現在に至ります。
2.いちごみるく
「アメは舐めるもの」を覆した勝負の一品
1970年、当時大粒で口の中でなくなるのに時間のかかっていた飴をもっと手軽に食べられるために開発されたのがこの「いちごみるく」。
発売当時は「アメは舐めるもの」という概念があったため、受け入れるお店は少なかったものの、テレビCMや地道な店頭訪問で「噛むアメ」を浸透させたヒット商品です。
3.ソフトエクレア
1972年に発売された、アメの中にバニラ・チョコレート・コーヒーいずれかのクリームが入っている商品。
1996年に販売が停止されるが、販売してほしいという問合せが相次いだことから2010年に復刻。
4.黒あめ
「あめちゃんいるか？」大阪のおばちゃんの定番商品。
黒あめは安くて美味しい黒糖飴をコンセプトに昭和55年に発売されました。昭和50年頃の黒糖飴は美味しいけど高くて気軽に買えない商品だったので、あっという間に人気商品に。今でも支持されるロングセラー商品になりました。
5.ポップキャンディ
ウィルモールHPより
棒付きキャンディーの定番中の定番。
今では袋売りが定着していますが、発売当時の1959年はバラ売りもありました。1本5円（年代によってばらつきがあります）という値段とストロベリー、オレンジ、レモン、バナナと種類が豊富だったことから子供たちに大人気に。
発売してから50年経った今でも幅広い年代から愛されるキャンディーです。
6.ボンタンアメ
ボンタンアメの始まりは大正15年でかなり長い歴史を持っています。
しかし、その長い歴史から想像するにお年寄りなどに人気があると思いきや、通学途中の女子高生に人気があるようで、ＪＲのＫＩＯＳＫでの隠れたベストセラーに選ばれています。
ちなみに、九州圏では特に人気があるようです。
7.カンロ飴
KANRO HPより
カンロ飴は戦後間もない頃に作られた飴です。当時の欧米のお菓子はどれも同じような味ばかりでした。
そこで和テイストの日本人の口に合う飴を作ろうというコンセプトで、醤油（正確にはしょう油）を使った飴を作ることになりました。
開発は困難な道のりでしたが、発売後はすぐに全国に広がり爆発的なヒット商品になりました。
8.キュービィロップ
キャッチコピーの「ちっちゃくてカワイイ」の通り、小さい飴が2つくっ付いたちょっと変わった形の飴。
その一風変わった形状が子供たちに大人気。一人で食べても、友達と分けても楽しめる「美味しくて楽しい飴」
9.ママー
Amazon
ソフトキャンディーの代名詞。あのちょっと柔らかい不思議な食感と甘さの虜になった人は多いはず。
10.サクマドロップス
サクマ製菓HPより
イチゴ、ハッカ、リンゴ、スモモ、レモン、メロン、オレンジ、パイン、8つの味に、更に5種類の形があるサクマドロップス。
何が出てくるかわからないドキドキ感も１つの楽しみだった人も多いはずです。
「節子、それドロップやない。おはじきや。」のあまりにも有名すぎる台詞も忘れてはいけません。
11.パインアメ
パイン株式会社より
戦後の日本はパインの缶詰などが高級品で庶民には中々手のでない商品でした。そこで誰でも気軽にパインを楽しめるようにと瓶詰め1円という価格で販売され広く愛されるようになりました。
ちなみに、パインアメは吹いても鳴りません。（公式Twitterから抜粋）
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