みなさんは、我が子が「かけっこで一位をとったよ!」と告げてきたとしたら、どんな反応をしてあげますか?良い順位でゴールするということも素晴らしいことではあるのですが、そればかりを褒めてしまうと意外な弊害が生まれてしまうかもしれません。
インスタグラムで活躍されるりんやさんは先日「一位へのこだわりの悩み」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
運動会の徒競走の練習を毎日頑張っているという息子くん。いつも「今日もかけっこ一位だったんだよ!」「ずっと一位なの!」と誇らしげに教えてくれていたのだといいます。
息子くん「今日も一位だった!」 提供:りんやさん
執拗に一位にこだわる息子くんを見て「二位以下になった時、ショックを受けてしまうのでは」という懸念を抱いたりんやさん。そして、その日はやってきました…。
落ち込む息子くん。提供:りんやさん
育児の悩みと、先生の素晴らしい助言に関してを綴ったこの漫画。作品を描かれた思いや、今後の活動について投稿者のりんや(@rinya.chi_tsukun)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――いつから、どのようなことがきっかけでインスタで漫画を描き始めたのでしょうか?
りんやさん:元々、イラストを描くことが凄く大好きで本格的に子供との日常生活を描くようになったのは今年の4月からになります🤗子供の成長記録を面白おかしく残していきたい、また同じ境遇の方がいらっしゃって少しでも共感して頂けたらなと思う気持ちで始めました♡
――今回の漫画は、どういった思いで書かれたのでしょうか?
りんやさん:今回の投稿については、とても繊細で几帳面な弟の子育てに関しての個人的な悩みから始まりました。
4歳差の長男がいるのですが、はやく走るのがあまり得意ではなく、それに対しての声の掛け方やフォローの仕方など…無意識に見ていた次男。そして下の子特有の負けず嫌いからの『一位に執着する考え方』を作ってしまったこと。
それを先生の素敵なアドバイスにて気付くことが出来た。私が『母』として気付き成長できた出来事だったと思い、描こうと思いました!
――先生のアドバイスを聞いて、どんなことを思いましたか?
りんやさん:今回アドバイスを頂いた先生は長男の担任になったことは無いにも関わらず、私の相談の仕方から『一位じゃないことは失敗や駄目な事ではない』と悩みの論点をしっかり指摘していただけた事が印象深いです。毎日、一位を取って笑顔で帰ってくる次男を褒めたくて無意識に『一位であること』ばかり褒めてしまっていた自分に猛省しました😢
――今後、どういった活動に取り組んでいきたいですか?
りんやさん:これからも第一子とは違った環境での手探り状態の次男への子育てと、それを学んでいく次男。そしてそれを見て自分で考え行動し成長していく長男。今後も母としてますます成長していきたい私の思いを楽しいイラストやちょっと不思議なギャグテイストでお伝えしていきますので、楽しく笑って見ていただけたら嬉しいです♡
順位を褒め続けたことで、いつの間にか息子くんの「一位への執着心」を作っていたことに気が付いたりんやさん。子供の自己肯定感を育む上で、とても参考になる反省でした。
作品提供・取材協力:りんや@兄弟育児中
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